4月17日、LINEスタンプ販売開始に向けてエントリーいたしました。グローバル展開を目指すLINE社の方針に従い、人類普遍のコンテンツにしたつもりです。もちろん完全オリジナルです。
6月4日、一般販売を開始しました。こちらよりお求め頂けます。

We have released a LINE stamp set of Bob. Accordance with the policy of LINE’s aimed at global expansion, we are going to have to content of global humanity. The Bob is a completely original character of us.

BobPoster1024

紹介(information)

English: Bob
Bob teaches students about human bones in the University.

日本語: ボブ
とある大学の学生達は、今日もボブで人体骨格について学びます。

中国語: 鲍伯
鲍伯在大学里教学生人类

中国語(台湾): 鮑伯
鮑伯在大學教學生人類骨骼

Thai: คุณบ๊อบ
คุณบ๊อบ มนุษย์โครงกระดูกเฮฮาอารมณ์ขัน เขาทำอาชีพสอนนักศึกษามหาลัยเกี่ยวกับโครงสร้างกระดูก

Indonesian: Bob
Bob mengajar mahasiswa tentang tulang manusia di universitas.

韓国語: 봅
봅하고 어떤 대학 학생들은 오늘도 봅 자신을 표본으로 해서 인체골격에 대해 배웁니다.

 

翻訳に協力して下さった皆様に感謝いたします。


広島の五日市で開業された森カイロプラクティックを体験してきましたので、簡単にレポートを。

 

肩こりやぎっくり腰、あるいは頭痛などの緩和のため利用されるのが、マッサージ、整体、そしてカイロプラクティックなどであろう。マッサージはその場での痛みの緩和や心地よさが得られる反面、その効果は表面的だ。一方でカイロプラクティックや整体(の一部)は、その痛みの原因となる「歪み」や「緊張」を整えることで、結果としてそれらの症状を緩和するやり方だ。特にカイロプラクティックは、脊椎や骨盤の歪みに着目した、西洋と東洋の思想の合わさった施術方法のようだ。

まず、50項目ほどの詳しい問診が行われ、その後、脊椎や頸椎が施術に耐えられるかどうかのテストを行う。これらの重要な骨に外科的な不具合があった場合、施術で神経などを痛めてしまう恐れがあるからで、安全が確認できないと、その部分に負担をかける施術は行われないようだ。カイロプラクティックを調べたとき、主に神経の走る脊椎や骨盤を矯正すると言うことで若干の不安もあったのだが、最初に安全性の検査を念入りに行ってくれるので、この不安は最初で消えてしまった。
その後も、「ツボ」のような場所を押さえながら、手や足の力の入り具合を神経反射をつかって調べ、悪い部分を特定しながら、ポイントごとに、その原因のなるゆがみを少しずつ直していく。一連の流れとして全身をほぐしてくれる整体とはここが異なるように感じた。

当日は、内臓疾患や疲労の症状はあったものの、体の「痛み」を伴うほどの症状はなかったこともあり、できるだけ安全性の高い方法で施術が行われていった。店主の森さんは、今から行う事、その原因の可能性と期待される効果などを説明しながら施術して下さるので、箇々の施術を安心してうけられ、体感できる効果があったときには満足度も高い。あまり「バキバキ」と骨や関節をいじるようなことは少なく、足つぼのようにひたすら痛いだけの施術もなかった。多少痛い部分はあったが、それは痛みを確認してその原因を正していく行程のうちだった。私は案の定、ストレスがたまると歪んでくる、脊椎の上側に歪みが蓄積していた。

今回は大きな問題はなかったものの、内臓は弱っており、その位置もややずれが生じていた。以前内視鏡検査で指摘された、内臓筋肉の過緊張によるものだろう。これも、内臓の筋肉をほぐして正しい位置に誘導してもらった(強いて言えばこれが一番痛い施術だったが、むしろ痛気持ちいい範囲だった。)

おおよそ1時間近く、丁寧に施術して頂いた。特に頭が重いという症状があったわけでもないが、一連の施術が終わった後、頭が軽い感じがした。また、心無しが、低下していた食欲が、それから少し回復したような気がする。

今回はどちらかと言えば内科的な漠然とした状態でお世話になったのだが、もし体のどこか痛みとして症状が現れたら、それは不調に体が悲鳴を上げ始めているサインである。早めに森カイロプラクティックに相談してみると良いかもしれない。その際は、鎮痛剤を飲んでしまうと、先ほど紹介した神経反射が鈍ってしまい、原因が特定しにくくなるらしいので、その日は鎮痛剤は飲まずに行く方が良さそうだ。

仕事も生活も、その根本にあるのは心身の健康である。車にサービスマンがいるように、体にも、小さな不調を相談できる「サービスマン」を付けてみてはいかがだろうか。


録画していたハーバードのリーダーシップ論(6時間)を見た。印象に残ったこと。

  • リーダーシップの発揮には必ずしも権威は必要では無い事。権威を振るうことがリーダーシップでは無い。
  • リーダーシップを発揮して何かを変えるとき、人々が何を失って、何を得て、何を失わないかを理解し、はっきり示す。失うことの背景、歴史、感情に敬意を示す。
  • 変化のスピードは、ゆっくりでなければならない。大きな変革であれば数世代かかるかもしれない。しかし、戦略の再考や判断のスピードは速くなければならない。
  • リーダーシップとはカリスマ性で人を導くことではなく、小さなリーダーを増やしていくこと。
  • リーダーシップを発揮し続けるには、協力者と相談者が必要である。近いところ、小さなところから味方を増やしていくこと。自分の精神を癒やすところが必ず必要である。
  • 変革を提唱するときは、必ず抵抗や批判に遭う。行動に対する批難や拒絶を、自分個人に対するものだと思わない。
  • 目標の全ては実現できない。実現できたことの全ては必ずしも数値化できないこと。実現できたことに目を向け、自分を評価する。最後にお迎えが来たとき、「あなたが救ったのは24人で、36人ではなかった」と批難される事はない。

この講義は、もっと「世界をよくするためのリーダーを育成する」という目的で、ネパールの女性人権活動家や南スーダンの活動家などが参加しているものでした。ですから、うちのような中小企業でのリーダーシップの発揮とはスケールの異なるものでしたが、それでも経営者としてのリーダーシップの発揮の仕方として勉強になる面がありました。

おそらくですが、中小企業の経営者が身につけるべきリーダーシップとは、

  • 社長としての権力で皆を従わせるのではなく、個々の自主的なリーダーシップを引き出すリーダーとならなければならない。まだ日本には「会社は社員のもの」という考えの会社も多いはず。それぞれが会社のために動ける環境を作っていく事が大事。
  • 問題点を把握して、現体制の残すべき部分と変えていく部分をはっきりさせ、変化を急がないこと。ただし、戦略は状況に合わせて柔軟かつ迅速に変えていくべし。
  • リーダーシップを発揮し続けるには、協力者と相談者が必要である。この場合、社員や、家族・友人との関係を大事にし、社員と目標を共有できるようにすること。

うーん、なかなか難しいですが、当たり前と言えば当たり前の事もありますね。権威やカリスマはリーダーシップとは別。これは大事。


友人が、引っ越し一括見積りサイトが単なる個人情報転送サイトだった話を読んで、twitter のタイムラインに載せてました。
利用者の方の立場で読むと、大変だったことが伝わってきますが、ここはいつもとは逆に、みなさんが経営者の側に立ってみてください。

経営者に転職して、一番困難に思ったのは「見積もり」です。ちょっとした仕事ならば、仕事そのものよりも見積もりの作成にかかる時間の方が長かったりします。しかも、実際にやってみるわけではないので、本番では必要な重要項目が抜けているかもしれません。大きな穴があれば赤字になります。見積もった後で「やっぱりこれなかったことに」は出来ません。見積もりはリスクが高いのです。以前、第一線で活躍されている方々と見積もり勉強会に参加しました。引っ越しの案件ではありませんでしたが、同じ条件にもかかわらず、見積金額にはグループ間で最大で倍近い差が出ました。しかも、社長・部長クラスの方々が2時間議論した結果です。勉強会じゃなければ、この見積の作成コストは5~10万円といったところでしょう。引っ越しの場合はここまでかからないでしょうが、それでも、見積もりは、リスクもコストも高い作業なのです。

引っ越しだけでなく、自動車保険などでも、1つのフォームに入力すると複数から見積もりがとれるというサービスは多く見かけます。私から見ると、自動車保険ならともかく、見積もりコストのかかる引っ越しにおいて、こんなサービスからまともに機能するとはあまり考えられません。自動車保険であれば、事故歴と等級、年齢と免許証ぐらいである程度自動的に計算できるのでしょうが、引っ越しについては、最低限の相場的な数字は自動計算できると思いますが、実際にかかる費用の見積もりは、それなりに状況を聞きながら、あるいは訪問して状況を把握してから、経験を持った人が手で作るしかないはずです。

しかも、この場合は「一括見積もり請求」サイトからの依頼だと分かっています。要するに複数社の「相見積もり」な訳です。相当な数の競合他社が同じ見積もりを出すことがわかっています。ですから、あまり高い金額を提示しても興味を持ってもらえるわけがないので、高い金額はかけませんが、自社に決めてもらえる可能性は少ないので、あまり見積もりに時間(コスト)を割くわけにも行きません。ですから、必然的に、「適当だがそれほど高くない数字」が出てくることになります。むしろ、この方の場合、「キャンペーンで7000円」のような格安業者が見つかっているという点は、一括見積もりが生きた瞬間だと思います。しかし、結局これを蹴ってしまっています。

このお話で一番失敗だと感じるのは、「メールでやりとりしたい」という条件を出したことだと思います。そもそも、引っ越しの見積もりは「行って見なければ分からない」ぐらい難しい部類に入ると思います。あなたが引っ越し業者なら、フォームとメールで見積もりできますか? しかもメールで何往復もやりとりするのはとても大きなコストがかかります。訪問見積もりも受けたくない、メールでやりとりしたい。最初からこれでは、見積もりだけでなく実際の引っ越しも面倒な事になりそうな雰囲気がします。十分な仕事が入っている会社(つまり、比較的人気の会社)は、「面倒なのでパス」になりそうな予感もします。

先ほどのページの方は、「メールで…」と書いたにもかかわらず、ガンガン電話がかかってきたとの事でした。経営者として、この見積もりサイトに参加する理由は、ただ一つ、集客です。最初から正しい見積もりを出そうなどとは思っていないのです。というか、上に書いたように、最初から正しい見積もりなんて出せないのです。ですから、仕事を取りに行こうとしている会社は「メールで…」などそもそも読んでいない可能性もあります。同じ電話をするなら、先に電話した方が勝ちですから。現に、この方も結局電話してきた業者から決められたようですので、引っ越し業者側から見れば、それでも正しい営業をした、と言えると思います。

また、見積もりコストが回収できるのは、契約が成立したときだけで、自社に決まらなかった場合は丸損になります。こういった回収不可能なコストは、 他のお客様から回収するしかありません。具体的には、他の引っ越し代金に少しずつ上乗せして回収するしかありません。ここからは経営方針次第なのですが、 お客様商売の場合、同じクラスのお客様から回収するのが定石と言えると思います。つまり、一括見積もりで生じる未回収コストは、一括見積もりからのお客さんから回収するということです。逆に、いつも使って頂けるお得意様の料金に、この未回収コストを載せることはないはずです。

あくまで一般論ですが、相見積もりだと分かると、見積額に一定額上乗せすることは、引っ越し業者に限らず多くあります。理由は主に2つで、1つは成約しない可能性があるのであまり時間をかけられないから、念のため金額に余裕を持たせておく事、もう一つは先ほど書いた、未成約に終わった他の見積もりコストを回収するためです。1つ目の「余裕」は、実際に安く済んだ場合には次の時に値引けば良いだけです。先のページのコメントに「2回めの引っ越しのとき、何も考えず最初の引っ越しで丁寧に相応の値段で対応してもらったところにお願いした。2回目だと安くしてもらえた」は、このパターンだと思います。

利用者の立場で見ると、複数社からの見積もりの中から選択できるのは魅力的に感じると思います。ですが、経営者の立場で見ると、相見積もりは、かえって無駄なコストが生じる非情な手法です。どうせなら「本当に困っているんです、いくらまでなら出せますので、予算内で何とかなりませんか?」と頼まれた方が検討の余地があります。まだまだ日本の経営者さんは「困っているなら力になりたい」と思う人がいます。そういった「気持ち」の部分をすっ飛ばして、フォームで一括送信して「見積もれ」といわれても、それなりのものしか来ないのは当然ではないでしょうか。

この方は結果として良い業者に当たったようで良かったと思います。「相見積を覚悟で仕事を取りに行く以上、無理してでも安い価格を提示ないと意味がない」という宿命から、現場である程度価格が上がるのは織り込み済みともいえます。余裕を持たせた高めの金額を最初から提示していたら、「価格とサービスのバランスが良さそうなところに絞る。」に入れなかったかもしれませんから。


2.2FLOPS演算サーバと高可搬ストレージサーバこの2月に、広島大学情報メディア教育研究センター・総合科学研究科情報システム講座の中村純教授の研究室に、量子色力学計算用の演算サーバと、データの長期保管用ストレージサーバを納めさせて頂きました。

高性能演算器としては、GPGPU と Xeon Phi が選択肢に上がったのですが、計算の詳細を伺って、Xeon Phi のほうが適していると判断し、Intel Xeon E5 v2 のデュアルソケットに、Intel Xeon Phi 5110P を4枚搭載可能な構成を提案させて頂きました。初期段階として、Xeon Phi を2枚搭載したモデルを構築し、計算能力が不足し始めたら4枚に増設予定です。合わせて 2.2TFLOPS(4枚拡張時は4.2TFLOPS) のピーク性能がありスーパーコンピュータ並みの演算性能があります。コストの許す範囲内で、十分なバスレーンやCPUと演算器のバランス、拡張性など、総合的に良い構成にできたのではないかと思います。

GPGPUと同様に、Xeon Phi も、そのパフォーマンスを引き出すには専用のチューニングは必要です。中村教授は、IBM Cell B.E. での計算実績もあり、Phi でも GPU でもチューニングについてはお手の物だと思うのですが、格子計算は、隣接領域の計算結果がすぐに必要なケースが生じるため、多スレッドでメモリアクセスのレイテンシを隠蔽する GPU よりも、高度なキャッシュ制御でコア間の接続の強い Phi のほうが適していると判断しました。この選択が良い方向に働いてくれることと信じます。

中村教授は、計算が困難だと言われてきた有限密度の量子色力学場の格子計算において、世界を代表する物理学者の一人です。1995年の米国スーパーコンピューティング95で、日本グループ初となるゴードンベル賞を受賞されるなど、常に最先端で独創的な計算技法を取り入れ世界をリードされてきました。そんな中村教授の研究に用いる計算機群に、弊社のサーバ群を選んで頂いて、大変光栄です。演算能力では限界がありますが、環境作りではどこにも負けない設定に仕上げたつもりです。今後、この計算機から多くの成果が出てくることを期待します。

演算器以外でも、サーバグレードの冗長電源、冗長HDD構成で、故障の多い電源やHDDのトラブルでは簡単に停止しないような構成にしてあります。この手の計算機では、故障時にすぐに修理用の部品が調達できないこともあるので、多少の故障では止まらない事も重要と判断しました。計算機屋のできることは限られていますが、最大限研究をサポートできる環境作りを目指しています。このような案件のご相談もお受けできますので、遠慮無くご相談下さい。