以前から気になってはいたものの、まだまだAIには荷が重いか…と思っていた Google AdSense 自動広告ですが、最近やっと使い物になってきたようなので、このサイトで試験的に導入してみました。ここで調整した結果をお客様のページ設定に役立てますので、ご理解ご協力をお願いします。

Google社自身が、自社製ブラウザ Chrome で、悪質な広告のブロックを始めました。Google社も広告業者ですので、広告の配信効率を高めつつ、広告が嫌われないようにするバランスを模索するはずです。「Google社の考える適切な広告」のバランスを常にモニターするため、弊社ページに導入してみました。

初日の感想ですが、こちらが手動で掲載するときには色々な制限があるのに、自動広告にすると、結構好き勝手に、しかも多めに入れてきますね。まだ今後調整されていくのでしょうが、ちょっと自分でもビックリしました。

広告が挿入される位置も、AI がその都度判断しているようなので、HTML5 のタグをきちんと使い分けなければ、入って欲しくない位置に広告が入ってしまうこともあるかもしれません。

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技術評論社さんより、書籍「改訂新版JavaScript本格入門 ~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで」を頂きましたので、ここでレビューを書きます。

知ってるようで知らない JavaScript こと ECMAScript。AngularJS などがでてきてから、もうブラウザのおもちゃではなくなっていましたが、それでも本格的な開発には、TypeScript などの、もう少し厳密な上位言語を使うことが多かったと思います。しかし、それも今年でおしまいになりそうです。この本で紹介されている、ECMAScript2015(JavaScript6)が規格として定まり、既に最新のブラウザの多くが対応しているからです。

この本では、ECMAScript2015 で新たに加わった部分を強調しつつも、互換性を持ってすぐ使えるサンプルコードで紹介されています。おそらく、全てのブラウザが完全対応した暁には、このあたりも完全に最新の ECMAScript2015 で書き直された再改訂版が出版されるかも知れません。

「本格入門」と、本格的なのか入門なのか、どっち!? と思ってしまいますが、JavaScript を、HTML の飾りではなく、アプリケーション言語として使う場合の入門、という位置づけだと思います。

例えば、「http:」を「https:」に置換したいとき、

function replaceURLsecure ( str ) {
  str.replace(/http:/,'https:');
  return str;
}

なんて野暮ったい関数を作ったりしていませんか?

JavaScript では String もオブジェクトなので、String クラスを拡張して、

String.replaceURLsecure = function() {
this.replace(/http:/,’https:’);
}

と書いてやるのが、JavaScript的なオブジェクト指向なんだと思います。

もし、この関数を広く使いたいなら、String.prototype に加えてやりましょう。

この本は、各所の説明がかなり低級な所まで掘り下げて説明されています。特に、JavaScript は、C言語や C++ の出来る人にとっては、JavaScript は、わかった気にさせておいて、実はもう一段罠がある言語とも言えると思います。C言語を理解している人にとっては、この本の掘り下げた説明は、スムーズに頭に入ってくると思います。そして、この Number オブジェクトこそ、JavaScript は全てがオブジェクトなんだという基本構造への入口だと思います。

この本では、JavaScript できちんとクラスを書く、きちんとオブジェクト指向のプログラムが書けるように、「本格入門」の名に恥じない基本がしっかり書かれています。プログラミング入門ではないので、何か言語を知っている人、特に、C++ や Java のクラスを知っている人向けに書かれているように思えました。JavaScript も Java のように書けたら、と思っている人には、この本で、JavaScript でもちゃんと書けますよ! と言えると思います。オブジェクト指向の実装は C++ のクラスの概念とは大きく違いますが、その違いをうまく説明してくれています。オライリーの分厚い本(サイ本)にももちろん同じ事がきちんと書いてありますが、私にはこちらの説明が非常にわかりやすかったです。この本を読んだ上で、オライリーの本を脇に置いて、AngularJS などに挑戦していけば、最短距離で本格的な JavaScript 開発が始められそうです。

ECMAScript2015 は最新の言語ですが、それでも JavaScript そのものは古い言語なので、色んな互換性を引きずっています。過去、様々なブラウザが群雄割拠していたときの名残か、同じような事を複数の書き方で表現でき、その振る舞いが僅かに異なるケースが結構あります。この本の中では、こうした書き方のバリエーションと、その際についても逐次書かれていたり、今ではお薦めできない書き方も教えてくれるので、JavaScript をきちんと書きたい人、いや、きちんと書いて欲しい人(私だ!)に読ませるべき一冊だと思います。特に、C言語はポインタのポインタまで扱えるのに、JavaScript も長大な main 関数でしか書けない人は、この本を読めば、今日からクラスライブラリを書けるようになるはず。

この本の中でメインに使われているブラウザは、新しめの Chrome(バージョン51以降)で、読んでいるうちに開発者ツールの使い方も自然に分かる様になります。コードエディタも Visual Studio Code を用いるなど、これを機に最新の開発環境を整えたい方にもお薦めの内容になっています。最新のテスト環境やドキュメント文法など、大規模なチーム開発や github での共同開発では避けて通れないモダンな開発スタイルも紹介されているので、vi で html ファイルに <script> を直書きして、若いエンジニアから顰蹙を買っている方(私だ!)には本当にお薦めです。

初_改訂新版JavaScript本格入門_オビ
改訂新版JavaScript本格入門 ~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで


久々のLINEスタンプの話題です。

夏休みの自由研究としてLINEスタンプを一からデザインしたオリジナルキャラスタンプ「ねこぱんず」がリリースされました。
https://store.line.me/stickershop/product/1315812/ja
弊社もすこしだけアドバイスさせて頂きましたが、他にもかわいいキャラ原案があるのに、このキャラを選んだのは、イマドキの女子小学生の感性でしょうか!?

弊社の商品ではありませんが、もしお使い頂いて気に入ったスタンプなどのご感想があれば、弊社(info@eikai.co.jp)宛にお送り下さい。当人にお伝えします。励みになると思います。これは基本セットで、バリエーションを増やしていくかもしれません!

さすがにリリースは保護者の協力が必要ですが、小学生でもこんなのが作れちゃう時代なんですね。次世代のクリエイターを応援したいです!


まだ分からない人のためのSNSの選び方

前提として、無理にやらなくても良いが、いちいち電話やメールをする時代でもなくなったので、何かしら始めると良いかも知れない。今のメールは、ちょっと前の携帯電話、携帯電話は固定電話ぐらいのハードルなっていて、わざわざメールするのもなあ、と思ってしまう人も多い。

LINE

導入のしやすさから日本では人気のSNS。電話番号を交換したり、友達の友達だったりが勝手に登録されていくので「使ってないから」という言い訳が使いにくい。「あまりよくわからない」と言いながら、面倒じゃない相手とだけ使うと良い。全部に答える必要は無い。
連絡網として使われることも多いので、勝手に繋がっていくのもそれなりに便利。スタンプは必須ではないが、返事や挨拶系の物を4セットぐらい買っておくと便利。連絡用と割り切って使う手もあり。
マーケティングに使うなら、LINE AT という企業アカウントを取得する。

facebook

実名SNS。リア充がリア充をアピールする場。基本的に良い事しか書かない。書くときも読むときもそれを忘れずに。自分に自信のない人は他人の書き込みは見ずに、ご飯の写真に「いいね」しておけばいい。
適当に読み飛ばしてくれるので、長く書いても迷惑にならないが、短いメッセージの方が伝わる。URLを引用して、記事やニュースに自分の意見を足すことも出来る。
公開範囲の「友達のみ」と「公開」をうまく使い分けよう。ただし「友達のみ」であっても、公開できないようなことは書いてはならない。
コミュニティーやメッセンジャーも便利で、メッセンジャーは単体アプリになっている。
企業Webページを作ったら、企業facebookページも作っておこう。広告媒体としても使える。もはや実社会の一部ともいえる。

mixi

一時期一世を風靡した和製SNS。ひっそりSNSしたい人にはお勧め。
最近はゲームプラットフォームになってしまった。

twitter

実名でも匿名でも使える。複数のアカウントを使い分けているひとも。140文字までしか書けないが、読んで欲しいなら40文字ぐらいでまとめるのが良い。まずは、面白そうな人を何人かfollowしてスタート。面白くなかったら遠慮無くunfollowする。しばらくは読むだけにしてみよう。
RT(Retweet)と呼ばれる、他人のtweetを再拡散できるのが特徴。面白いRTが回ってきたら、元tweetを発信した人をフォローし、偏った人のRTが回ってきたら、RTした人をunfollowする。1ヶ月もすると、色々なことを教えてくれる人を沢山フォローしていることだろう。自分もRTする必要は無い。
書くのに慣れてくれば、広報用や広告用途にも使える。大勢にRTされた時の宣伝効果は絶大だが批判も受けやすい。気の短い人、騙されやすい人には向かない。

 

個人情報は大丈夫なの?

大原則として、自分からは書かない。投稿する写真の背景などにも注意。他人のお子さんなど、自分に権利のない情報は絶対にアップしないこと。逆に、それを気にせずアップしてしまう人とは迂闊に遊びに行かないようにしたい。
知らない間にも色々な情報が収集されているが、あなたが重要人物なら、そんなものとっくに収集されているし、そうでなければ誰も興味を持たない(単に統計的に処理されるだけ)ので、特に気にしなくても大丈夫。
それよりも、上の放送局ユーザによる漏洩の方がよほど怖い。

匿名性

書き込みが増えてくると、書き込みから個人の特定は難しくないので、匿名アカウントでも、個人が特定されても困らないような書き込みにとどめておくことが重要。後でばれるより、最初から実名の方が安全かも知れない。


WordPress サーバの通信量が突然激増し、非力なサーバだとレスポンスも遅くなることがあります。その時はアクセスログに、

176.56.58.167 – – [14/Feb/2016:00:00:50 +0900] “POST /xmlrpc.php HTTP/1.0” 200 64699

のような、/xmlrpc.php 大量のアクセスがありませんか? この smlrpc は、API を用いて WordPress と外部アプリの連携を取る仕組みのためにあるようですが、これを乗っ取ろうとしているアクセスのようです。

連携しているアプリがなかったり、連携先ホストが限られている場合には、その他のアクセスを遮断してしまいましょう。


<Files "xmlrpc.php">
order deny,allow
deny from all
allow from appserver.example.com
</Files>
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