スマホを使ってカープを応援する「MegaPhone」を使って、大勢(10~100人)でカープを応援するイベントがやりたいです。
店内のテレビでいつもカープを映しているお店のオーナーさんとか、連携できませんか?
カープファンが集まってテレビで応援するだけです。興味のある方、ご連絡下さい!
info@eikai.co.jp
スマホを使ってカープを応援する「MegaPhone」を使って、大勢(10~100人)でカープを応援するイベントがやりたいです。
店内のテレビでいつもカープを映しているお店のオーナーさんとか、連携できませんか?
カープファンが集まってテレビで応援するだけです。興味のある方、ご連絡下さい!
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WordPress サーバの通信量が突然激増し、非力なサーバだとレスポンスも遅くなることがあります。その時はアクセスログに、
176.56.58.167 – – [14/Feb/2016:00:00:50 +0900] “POST /xmlrpc.php HTTP/1.0” 200 64699
のような、/xmlrpc.php 大量のアクセスがありませんか? この smlrpc は、API を用いて WordPress と外部アプリの連携を取る仕組みのためにあるようですが、これを乗っ取ろうとしているアクセスのようです。
連携しているアプリがなかったり、連携先ホストが限られている場合には、その他のアクセスを遮断してしまいましょう。
<Files "xmlrpc.php">
order deny,allow
deny from all
allow from appserver.example.com
</Files>
カープとメガフォンと私 Advent Calendar 2015 にご協力下さった皆様、ありがとうございました。
今日は24日ですから明日の kamimori さんで最後となります。正直、MegaPhone だけで25日の半分も埋まるのかすら不安でしたが、予想外にカープファン以外の方のご参加もあり、時間はかかりましたが、なんとか全て埋まりました!(予定)
改めて色々な視点からカープと広島の関係、カープファンと野球ファンの視点など、色々と興味深いお話を伺うことができ、これからのヒントも沢山頂けました。また、熱心なカープファンの方の熱い思いや、逆に、MegaPhone をきっかけにカープファンになりそうな方など、嬉しいエントリーもありました。
色々な人が、色々な立場や感情でカープを応援している事が改めて分かりました。そんな皆さんの応援を、もっと楽しいものにするために、来年も、スマホで応援アプリ「MegaPhone」の開発を続けたいと思います。
色々な方にアドバイスを頂いて、やっと、やっとですが、軸足となるコンセプトが固まってきました。参加している「ヒロハタ」とのスケジュールは若干合わなくなってきていますが、それとは関係無く、一カープファンの、カープを応援する新しいチャンネルとして、MegaPhone を育てていきたいと思います。
今年、このアドベントカレンダーに参加頂いたのも何かの縁ですから、2016年の MegaPhone の成長を共に見守って頂けたらと思います。
このエントリーは、カープとメガフォンと私 Advent Calendar 2015 の20日目 です。昨日19日は<未定>さんでした。
カープと言えば、長年、広島のローカル球団であって、広島以外にファンは皆無に近いと思われてきました。しかし、昨今、広島県外でのカープファンがメディアに大きく取り上げられるようになり、神宮や横浜などでは外野席の半分をカープファンが埋めるようになりました。
賃金が伸び悩む中で、低予算でやりくりするカープへの支持が強まったという事も言われていましたが、カープの年俸総額は今や球界最下位というわけではありません。もちろんやりくりは上手だと思いますが。
私が行ってみた感触では、神宮や横浜で見るヤクルトファンや横浜ファンの中にも、女性ファンはそこそこ居るんです。でも「おばあちゃんファン」の数が全然違うんじゃないかと思うんですよ。うちの亡くなった祖母は熱烈なカープファンでした。何度も球場に一緒に行きました。広島のお好み焼き屋がそうであるように、広島の戦争からの復興は女性の力も大きく貢献しました。祖母も元祖樽募金に寄付した「元祖カープ女子」でした。
それがなんだ? って話なんですが、子どもが父親や母親と球場に行くとき、父親とはわりと大きくなってから「一緒に」観戦に行くのが多いと思います。ですが「母親」は、自分がカープを見に行くために乳飲み子を連れて行くこともいといません。0歳からの英才教育を施すカープママによって、物心がつく頃には立派なカープファンに育っているんですよね。
祖母の世代から50年、全国に嫁いだ「元祖カープ女子」が、各地でそうした潜在的カープファンを育てており、さらにその娘達は全国に嫁いでいきます。両親の応援するファンが異なると、家庭内は熾烈な勢力争いになりますが、これまでのような多くの家庭では、幼児時代との接触時間が圧倒的に長い母親の方が有利で、意識するかしないかに関わらず、大なり小なりカープへの関わりを持って育ちます。そうやって全国で育てられた「潜在的エリートカープファン」が、今になってメディアに取り上げられ初めて「あれ、東京にもカープファンって結構居るの? じゃあ、神宮に行ってみようかな?」と集まっていくうちに、幼い頃に植え付けられたカープ魂に火がついたのではないでしょうか。
そうであれば、これは案外一過性のものではないかもしれませんよ。
さて、次の21日目は、Masato Miyai さんです。
本記事はふつうの広島 Advent Calendar 2015の2日目の記事です。1日目は えいえる さんでした。
というか、あんたらの「ふつう」って、全然普通じゃありませんから! 残念!! ひむひむマジひむひむ斬りっ!!
と言いたくなる1日目でしたね。てか、ギター侍って普通に面白いですよね。一発屋でも良いじゃない。一発も当ててるんだから。さて、ふつうの事は、この後に居るふつうの皆さんに任せて、適当に書きます。
ていうか、「ふつう」ってなんでしょうね。かつて、職場の上司(?)に人生相談したとき、「俺は皆と同じように東大に行って、皆と同じように博士号取って、皆と同じように○○(役職名)になって、普通の人生しか歩んでこなかったから、その不安は分かってやれない。」と返されたのを思い出しました。でも、彼のクラスターではそれが普通の進路だったんですよね。普通ですね。
それを言ったら、僕は高校までは普通でした。なんせ普通科でしたから。普通で良いんですよ。普通に生きたい。街を歩けば、子どもに「あ、ふつうの人だ!」と指を指されるぐらい普通に生きたい。
そもそも、昨今の「ふつう」はハードルが高すぎるんです。「普通にうまい」は結構美味しい。「普通にできる」は飯食っていけるレベルでできる。「普通にかわいい」は榊原郁恵ぐらいかわいい。「普通」電車は急行よりも加速性能の高い車両を使う(都市部のみ)。この普通のインフレの結果が、この「ふつうの広島」ですよ。アベノミクスもびっくりのインフレ率です。私は4年前に帰郷したとき、この世界に知人は全く居ませんでしたが、この「ふつう」の人たちの仲間の端っこに加えて頂いて、勉強させて貰っています。普通に勉強会を主催して、普通に登壇しておられる方々の中で、まだまだ「ふつう」は遠いですが、普通列車は一駅ずつ進んでいくしかありません。
だって、おもしろい事なんて、面白いのは最初だけなんです。最初は面白いかな、きっとこの道は面白い! そんなお花畑の門をくぐったが最後。後は、とても苦しい道ともっと苦しい道との間の、普通に苦しい道を選びながら進んでいくばかりです。その先に出口があるのかも分からない迷路の連続。でも歳だけは確実に増えていきます。経験値は増えるけどレベルはなかなか上がらない。周りはすごい人ばかり。それでも、未踏の崖を登った先にある、まだ誰も見たことのない、そのすごい人たちも見たことのない風景を見た時、それまでの苦しかったことなど一瞬で忘れてしまい、また懲りずにその先の苦しい道を進んでしまうのです。楽しい人生は苦しみの中にしかないという理不尽。
なのに、なのに、なぜか居るんですよ。本当に人生を楽しんでいるように見える人が! 本人に聞きたい! 本当に楽しんでますか? 楽しいですか? 心から楽しいですか? と。だって、今、楽しいと感じることなんて何にもない。せいぜい、後から思い出してみて「ああ、あの時は楽しかったなあ」と思うぐらいですよ。楽しいことは未来と過去にしかない。今を楽しむとか、どうすればできるのか、誰か教えてくださいよ。あ、そういえば、一人カラオケで140曲歌った時はちょっと楽しかった。
そういえば、他のメンバーの方は、みなさんすごい広島の常連さんなんですかね? すごい広島には、同じ曜日の同じ時間に別の勉強会をやっているためになかなか出られてないのですが、tsuchim といいます。皆さんよろしくお願いします。
というわけで、3日目は tsuda_ahr さんの「今年もふつうに 12月3日 を迎えることができました。」です。
このエントリーは、カープとメガフォンと私 Advent Calendar 2015 の1日目 です。
かなり勇み足で作ってしまったので、初日からくじけそうですが、メガフォン関係無く、カープについて語り合いましょう。それぞれが自分のブログや facebook に書いて、(可能なら)次の人と前の人のエントリーにリンクを貼ってください。facebook の場合は、公開範囲を「公開」にしてください。
ではその1日目は、わたくし tsuchim が書きます。
さて、去年の今頃は近年稀に見る盛り上がりでしたね。普段野球自体に全く興味の無い母までが黒田の特集番組に見入っていました。アメリカの友人には「日本の金のある球団が2000万ドル積んでも、メジャーの2000万ドルプレーヤーは日本に行ったりしない。それが300万ドルで移籍とは、日本人は何を考えているんだ?」と言っていました。
そして今年、カープファンは知る事になります。黒田とマエケンが居ても、4位、と。
黒田ユニ買って応援してました。福井の超進化もありました。ですが、4位。甲子園の誤審はありましたが、4位。
なんでじゃーーーーーーーー!!!!!!!!
これって、ファンとしてどう評価すれば良いんですかね?? ほんと、こんなのってありなんですかね。昔みたいに野次れば良いのか、それでも「ワクワク」をありがとうと言うべきなのか。ほんと今でもこの感情をどうしたら良いのか分かりません。今年でさえ4位なら、本当に優勝は遠いなあ…。
去年も貧打でしたが、せめて去年ぐらい打ってたら優勝できていたんじゃないかとみんな思ってますよね。普通に勝てる試合に勝てなかった4位でした。応援しても応援しても勝てないカープ。それでも、なぜ我々はカープを応援するのか? カープファンであるという事は、それだけで修行僧なのかも知れません。
ところがどっこい、私達の戦いはこれからです。貧打は根本的には解消されず、マエケンは抜けます。黒田はまた投げてくれると信じていますが、4億ってのは特別料金ですよね?? 年俸はどうなるのか。
そんな来季に向けて、せっかくのリレーブログなので、一人ずつ期待の選手をあげていきましょう! 私が注目しているのは、野間です! 2年目のジンクスを躍進に変えて、貧打の中で打って走って欲しい! 野間野間イェイ( ・∀・)!!
では、次は soudai1025 さんの「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になるのは自分次第」です。
ちなみに「メガフォン」とは、そんな迷えるカープファンのカープファンによるカープファンのための応援アプリの開発を目指すプロジェクトです。一人よりみんなで応援した方が楽しいと思います。こちらもお楽しみに!!
Back to the Future part II で描かれた日が来ましたね。色々なところで大きな話題になっていて、今でも多くのファンが居るんだな、と改めて思いました。私もこの映画は、続編も全て大好きです。
この30年で、映像技術は大きく進歩しましたが、その割に面白い作品が出ていないのは、スピルバーグ自身も予想してなかったのではないでしょうか。ネタが尽きたという面もあると思いますが、やっぱり、30年前に想像してた2015年って、もっと明るい未来だった気がします。
宇宙旅行は無理だろうけど、東京-NYが2~3時間ぐらいにはなってるかな?
瞬間移動は無理だろうけど、混雑のない靜かな地下鉄が走ってるかな?
核廃絶は無理だろうけど、それなりに均衡のとれた平和な秩序のある世界になってるかな?
貧富の差はあるだろうけど、極限の貧困はなくなっているかな?
なんとなく、そんな明るい、希望の21世紀を夢見ていた時代だったから、この映画が描く未来も(過去も)楽しかった。そんな気がします。
現実に技術の進歩はめざましかったのですが、景気は悪く、人類はもう月へも行けません。戦争はなくならず、混乱地域に軍事介入しては泥沼化をくりかえす。日々の生活に追われるワーキングプアは増加の一途で、暇つぶしにやってる政治活動を絶賛する高給取りのマスコミ。外の社会を見るディスプレイは5インチで、繋がってるのは半分ぐらい誰だか分からない数百人の「トモダチ」だけ。
近未来ものの映画は未来を明るく描ける時代ではなくなってしまいました。
代わりに、というわけではないでしょうが、中世風の魔法ものがヒットしましたね。ところが、舞台が中世ヨーロッパなんだから、白人ばかりのキャストで良いはずなのに、それすらできないご時世。純粋に世界観に入り込んで楽しめる作品は、もうできないのかも知れません。
その点、日本人は、作品は作品、現実は現実の区別が比較的できている社会だと思います。時々混同してしまっている人も居ますけど。これから本当に面白い作品は、日本だけで作られ、日本と一部のotaku達だけのたのしみとなるのかも。
と、ネガティブなことばかり言ってても仕方ありませんね。30年前の未来予想から、予想をはるかに超えて進歩した部分もあり、それは情報通信(ICT)です。この技術を活かして、皆がもう一度明るい社会を夢見ることができたら、まさに、Back to the(that) Future ですね!
2015年のカープ、無念の4位に終わりました。以下、1年分の愚痴です。
緒方監督は就任1年目で、慣れないこともあったでしょうが、こちらはファン歴30年です。ファンの目が肥えないとチームは強くならないという某バスケットチームオーナーの言葉を信じて、今日は野球素人の古参ファンとして言いたいことを少し。
まず、なんといっても、情報屋としては、データを軽んじた安易なスタメン起用が一番目立ちました。カープの野手は、左右両方の投手に対応できる練習をしてないのですか? もちろん、左右の違いは大きいでしょうが、選手のバッティングスタイルや、投手の球種にもよります。左に打ち込まれている左投げも居れば、めっぽう強い投手も居ます。そして、今やそれをデータ処理である程度はじき出せる時代です。何でもかんでも右なら左、左なら右って、何十年前の采配ですか? 100歩譲って、左右を重視するならするで良いです。それなら、最近の全打席・全投球の結果から、どの程度の統計的有意性を持ってそれを決めているのですか? 解説なんかでも「今シーズンの対戦成績は 8打数 4安打、.500 の相性の良さ」とか言いますけど、8-4 って、95%信頼区間での4安打の誤差は 1.3~6.7 ですよ。この打席で安打が出る確率は16%~84%の間ですと言っているようなものですよ(厳密には違いますけど)。ともかく、そんなデータでは何の意味も無い。
それこそ、データを重視するのであれば、私に任せてくれれば、過去3年間ぐらいの全データから、まず傾向の似た打者や投手を類似度を計算し、それらをウエイトにして足し合わせた対戦成績を算出し、今日は誰を列べるべきかばっちり計算しますよ。
でも、そのオーダーではダメなんです。にんげんだもの。3年間も同じ調子で打ったり投げたりはできません。今シーズンに急成長してくる選手も、怪我で離脱する選手も居ます。かといって、過去3日では情報量が少なすぎます。そもそも野球は運の要素が高いゲームで、あたりが良くても守備範囲ならアウトになるし、ボテボテでも抜ければヒットになるし、勝手に四死球を出してくれることもあります。ですから、本質的に、短い期間の数字では意味のある値が出ません。そこが統計処理の限界。だからこそ、ある程度長期的な(普遍的な)データを基本にしつつも、当日の調子を見極めたり、もっと言えば調子を作っていくのが監督やコーチの仕事なんですよ。良い流れに乗ってる選手、疲れが出ている選手、はたまた相手投手の状態、そういう精神的・肉体的状態を肌で感じて、より調子の良い選手でオーダーを組む、交代させる、それが首脳陣の仕事なんですよ。
何十年もカープを見てきた人なら、今年は何度も思ったはず。「え、今日この選手を使うの?」「まだ投手変えないの」 選手の調子が全然見えてない(追記:終盤明らかに調子を落としていた大瀬良も指を故障していた)。テレビ越しの我々よりも見えてないのではないかとさえ感じることが多々ありませんでしたか? 掴まりかけていている投手の無理な続投。リリーフ陣が苦しい事情も分かりますが、何をしても後手後手。こんなんだったら、まだ「選手の最近の調子」まで私が計算してオーダーを組んだほうがマシだったかも知れませんよ。守備固めしない終盤での逆転負けがいくつあったか。最後の試合までスタメンは病的とも言える左右重視で、最終戦は消化試合の下位球団相手に1安打に封じられて、挨拶も説明もない。
今年は異例ずくめのシーズンでした。FAで出て行くばかりのカープに、黒田と新井が復帰。マエケンも残留。去年の失速の原因ともなった貧打は、破格の補強があったものの根本的には解決してない中での優勝期待。こんなの、カープじゃなくてもあり得ないシーズンです。一方で、去年からの課題であった貧打は根本的には解決されておらず、エルドレッドも痛恨の離脱。誰が使える選手なのか例年にもまして判断しなければならない1年だったんです。監督1年目だから許されるという年ではなかったんです。最終戦でコメントできないぐらいなら、引き受けるべきじゃなかった。きちんと挨拶をして、選手の分の野次も浴びて、一晩明ければ、今シーズンの反省点を総括すべきでしょう。それとも、1シーズンなんの反省もなく借金生活をやってきたのですか?
挙げ句、内田二軍監督と新井打撃コーチを切ったとか? 本当に彼らが原因なの? 古参ファンは納得いってない人多いんじゃないですか?
そんな今シーズンでしたが、期待を持てる選手もいました。なんといっても福井の大活躍。復帰移籍が決まったとき「今更居場所はないよ」と思っていた新井さん、愚かな私を許して下さい。当たり前のように活躍する前田健と黒田。新星ジョンソンも大成功。野手の助っ人は大ハズレの中、波はあれどエルドレッド様々でした。その陰で活躍した松山はもっと使うべきだった。図らずもリードによる差が露呈してしまった會澤も、課題がはっきりした分来年の飛躍が期待できます。いつの間にか守備が別人のように安定した堂林、打撃の方も頑張れ! ルーキーの割には活躍したと野間。抜群の安定感の、菊池・田中・丸の守備(ちょっとエラーも多めの人も居るけど)。他にも鈴木誠也や、ベテランの梵、小窪、まだまだ活躍して欲しい選手がたくさんいます。新井の代走に赤松が出たときは、この二人が赤いユニフォームを着て並ぶことになるとは数奇な運命だと思いました。
来年は黒田も前田も居ないかもしれないなかで、どう戦っていくのか。まずは、データ担当・メンタル担当は専門のスタッフを配置し、コーチ陣も選手の調子を掴める布陣をしいほしいものです。
以上、古参ファンの戯言でした。
おまけ
審判も、球場のネットの有無ぐらい知っとけ。
弊社では、サーバ類で使用する以上の電力を太陽光発電で発電しています。これは、弊社が常日頃モットーとする、人と環境に優しいITを…
と書けば格好いいのでしょうが、単純に、野山に帰っていきそうな休耕田を整備しただけです。そもそも全量売電なので、エコ企業を謳うこともできません。発電は晴れたときだけですし、周辺家庭の電力を不安定にしているだけです。それでも安定した電力を供給して下さる日本の電力会社さんには頭が下がります。
ぶっちゃけると、顧問税理士にはひどく反対されました。なぜなら、売電利益ではなく、土地の整備が主目的だったので、きちんと整地して基礎工事を行うと、採算が全く合わないからです。特に法人で行う場合には、法人事業税や資産税、消費税など、個人で行うより税制面でも不利です(本業がしっかりしていれば減価償却の特例の恩恵が受けられます)。ほとんどの野立て太陽光発電は、未整備の土地にパイプを組んで作られていますが、少なくとも初期投資としては、これは、こうしなければ儲けにはならないのです。事実、うちの設計書では広島銀行さんにはコスト過剰だと言われて断られました。
しかも、会社のお金で個人の土地を整備するのは公私混同もいいところで、経営者としても筋が良くありません。なんだかんだで「おもちゃを買うと思ってやるなら良いです」と許可をもらった(?)ので、実行に移しました。結果として、信用のおける電装屋さん、土木屋さんと知り合うことができ、銀行とのパイプもできて、とても良かったと思います。ですが、何度も言います。きちんと作ると、この売電価格ではリスクヘッジもままならないコストがかかります。太陽光発電は、言うほど儲かりません。しかし、それでも弊社はきちんと作りました。それは、弊社は売電投資会社ではなく、システム設計の会社だからです。個人的に、こういうガジェットが大好き、というのもありますが、固定買い取り期間20年間に起こりうる色々なリスク計算を行うと、20年間の最悪ケースでの収支は、たったのプラス3万円でした。それ以上想定外のことがちょっとでも起きれば赤字になります。もう一度言います。リスクをきちんと計算すれば、太陽光発電は儲かりません。政府も実に絶妙な買い取り価格を設定したと思います。ただし、家を新築する際に、電気代の先払いだと思って設置するのは良いと思います。(実はあまり使えないのですが)緊急時に少しでも電力が使えるのは安心です・
もちろん、弊社も、ちょっと儲けに走ろうかとも検討しました。営利企業なので当然です。幾つかの代理店ともお話ししましたが、結局は折り合いがつきませんでした。仕方が無いので、パネル類の購入、設計施工、基礎土木、銀行借入と、それぞれ直接取引を行いました。完全オリジナル設計です。ぶちカッコイイです。ご希望のお客様にはご案内いたします。弊社の考える「システム設計」を目で見ていただける施設になったと思います。ただ、売電収入はそのまま銀行と税金に帰っていきます。きちんと作ると、太陽光発電は儲かりません。
それで、ここからが本題なのですが、去年、大半の電力会社が受け付けを終了するほどの太陽光発電所が全国で建設されました。原発と太陽光発電については私なりの持論があるのですが、それはまたの機会にして(私個人は消極的原発推進派です)、太陽光発電について経営の立場で書いてみたいと思います。
設計を始めたとき、まず既存の発電所を何カ所も見学させていただきました。ただし、この太陽光ブームで作られた施設は1~2年しか経過していないので、オール電化住宅で十何年前から屋根にパネルを載せている家庭からのお話も聞かせていただきました。
太陽光発電に必要なものは、大きく分けて3つ。太陽光発電パネル、変圧変電機(パワーコンディショナー)、基礎架台です。このうち、パネルの方は正直あまり差が無いように感じました。変換効率の違いなどはありますが、効率が悪ければ面積を増やせば良いので、うちの場合(土地を荒らしたくない)はあまり重要ではありませんでした。もちろん、限られた面積にできるだけ敷き詰めたい場合は重要になります。
むしろ大きく異なるのが変圧変電機でした。家庭用なのに、屋内にあって「ブーン」と音を立てているメーカもありました。20年は長いです。特に日差しの強い屋外は環境も過酷なので、屋内に置きたいのも分かります。しかし、日本の狭い家で、この設置基準を満たす壁を作るのは結構大変だと思いました。基準を守ってない施工例も少なからずありました。そんな中で、早くから屋外設置を行っているメーカが分かりました。しかも、もう20年も故障せず動いていると。サンプル数は少ないですが、心強いです。そのメーカはパネルも作っていたので、結局このメーカ品で揃えることにしました。パネルと変電系の連携はとても重要です。
さて、最後が基礎架台なのですが、ここに関しては、ほとんどの方がここのリスク計算をしていないのです。20年は長いです。数十年に1度の水害や台風も想定しなければなりません。
野立ての場合は、なによりもまず立地です。日当たりが良いことは大前提ですが、古い家の建ってない川沿いの土地は、何十年かに一度は水害のあるところだと思って間違いないです。枕崎台風や伊勢湾台風の時を知っている地元の人の話を聞きましょう。とある川の自然防波堤を削ってしまった業者が居ましたが、その内側の河川敷にも別の業者が発電所を作っていましたね。河川敷が20年間水没しないと思ったのでしょうか。不思議です。
次に基礎架台です。ある業者は、スクリュー杭を打ち込んだだけでも十分な強度があると言っていました。確かに、そのような施工実績が多くあるようで、いくつか見学させて貰いました。とある施工例では、1m×1.5m程のパネル12枚を、9本の杭で固定していました。南向きで傾斜は10度。施主さんはかなり満足されていました。これを例に、ちょっと計算してみましょう。
平面板の揚力は、とても簡単に近似すると、
L = 1/2 ρPCLv2S
で簡単に計算ができます。L[N] が発生揚力、風が杭を引き抜こうとする力です。
ρ は空気密度で、よほど高い山でなければ海面での空気密度 1.2 kg/m3 を使いましょう。CLは揚力係数で厳密に求めると大変ですが、迎角10度での実測値の 1.0 ぐらいを採用します。もちろん飛ぶための飛行機の翼とは断面が異なりますが、基本的には同じ振る舞いをします。P は地上効果係数で、高度が低いほど大きくなります。鳥人間コンテストで、着水寸前の飛行機が意外と粘るのは、水面が近くなると P が大きくなり揚力が増すからです。パネル長に対して設置高が10%(この場合、設置高度30cmに相当)の時、P ≒ 1.5 です。v は風速です。広島気象台が平成3年の台風19号で記録した最大瞬間風速 58.9m/s を使いましょう。ただし、この「瞬間」は10分間平均値です。全然瞬間じゃないですよね。実際の「瞬間」風速はもっとあったでしょうが、ともかく今はこの数字を使いましょう。S は面積です。1m×1.5m×12枚としましょう。この簡易計算で、台風19号がもう一度来た時に、このパネル1ユニットが受ける揚力は、約3.6万ニュートン≒3.6トンになります。9本の杭で支えるので、1本あたり410kgです。ただ、9本の杭に均等に力が分散されないので、特定の杭にそれ以上の力が加わることは想定されます。パネル類の重量を考慮しても400kgを超えるの引き抜き力がかかる事は想定すべきです。
もちろん、それは業者さんも想定していて、10cm羽のスクリュー杭を固い地面に刺したときの垂直摩擦抵抗がおおよそ1トンぐらいとのことです。きちんと施工されれば、最大級の台風に対して、2倍程度のマージンがあります。ですが、うちみたいな田んぼの泥では、そうはいかないでしょう。しかも、揚力は9本の杭に均一には掛かってくれませんし、杭の中にも効きの弱い杭が出ます。どこか1本に限界を超える揚力がかかれば、その杭は抜け始めます。一度抜け始めればそこに力が集中し、抜けてしまいます。この夏の台風で少なくないパイプ施工のパネルが飛ばされましたが、こうして計算してみると、飛ぶものが飛んだ、という感じです。少なくともこの例では1ユニットあたり5トン程度のコンクリートで基礎を作っておくべきです。質にもよりますが、コンクリートの乾燥比重は 2.5トン/m3なので、わずか2m3。パネル面積の1m×1.5m×12枚で割れば、厚さは11cm。うちが採用したメーカの純正保証を得るのに必要な基礎の基準が、アンカーポイントで厚さ20cm以上のコンクリートというのも納得できます。さらに倍、って感じですね。
いろいろ拝見していて、同じように無謀に思えたのが、伝統的日本家屋の屋根への設置です。日本家屋の瓦は、地震の際に動くようになっています。地震で古い家の瓦が落ちているのをヘリからの中継で見る事がありますが、日本の伝統家屋は地震の際に瓦を犠牲にして家屋への負担を軽減するのです。中国の瓦は1枚ずつ釘で屋根に固定します。日本家屋の屋根はそもそも上に何かを固定するものではないのです。エアコンの室外機を瓦の上に設置している家もありますが、良くないです。その上、家の骨組みも、重い屋根を支える強度はありますが、上に引っ張られるのにはあまり強くありません。瓦とパネルの間に空いた隙間から発生する揚力で、パネルだけ飛べばまだ良いですが、屋根ごと持って行かれるかも知れません。屋根に設置するときは、家の設計からそれを想定して作るべきです。新築のそうしたお宅も拝見しました。とても綺麗な施工でした。
ここまで、私は土木屋さんではないので、ここであげたのはとても簡易な計算です。揚力の計算はきちんとやるともっともっと複雑ですが、安い買い物ではないので、このぐらいの簡単な計算をしてから買った方が良いと思います。その他色々な工夫をして、当初は他の案件と比べてコストが高すぎると言っていた銀行ですが、もみじ銀行さんはここを考慮してくださり、むしろ低金利での融資をして下さいました。銀行の貸出金利はリスクの正直な値なので、初期投資の増加分以上に、長期的なリスクを下げられたと判断して良いと思います。ただ、きっちり作っても売電価格や売電量が増えるわけではないので、リターンを得るにはある程度リスクを取って攻めなければなりません。
※パネルや家屋の施工には色々な例があるので、ここで挙げたものが全てではありません。