今日は、弊社プラントのほうのメンテナンスでした。山間の敷地内で草刈りをしていたら、山々を強い風が抜けていきます。
しばらくすると、空から落ち葉が雪のようにひらひらと舞い落ちてきました。見上げると、青空に幾重にも落ち葉が舞っていました。
カメラを持っていなかったことを後悔しました。

紅葉も終わり、季節はすっかり冬ですね。


※この記事は「広島弁 Advent Calendar 2013」の2日目の記事です。前日(1日目)の NeXTSTEP2OSX さんの記事はこちら

 

どちらさんも、おはようがんした。

2日目から、「あんたぁ、誰ねえ?」()う声が聞こえてきそうじゃけ、たちまち自己紹介せにゃあわからんの。

わしは、tsuchim ゆうて、1日目NeXTSTEP2OSX氏とはかなり長ぁこと付き合うてもろうとるんじゃわ。わしも25年ほど実家暮らしで祖父母と同居じゃったけえ、まあ、わしらの世代じゃあ、生粋の広島弁ネイティブじゃ言うてもええんじゃないか思うよ。ほいで、その後、6年ほどニューヨークやら東京にも居ったけえ、広島弁を外から見る機会もそれなりにあったんよね。じゃけえ、なんか面白い事の1つも書けんもんかのう思うて、今日の記事にエントリーしたんよ。よろしゅうに。

 

広島弁を世界言語に押し上げたんは、なんじゃあゆうても、NeXTSTEP2OSX 氏の Apple 吹き替えじゃろう。あの吹き替えを観て思うたんじゃがね、プレゼンしちょる Apple の者(もん)の英語が、「こがいに面白いんよ、こりゃあ凄いんよ」言うて語りかける喋り方で、言うてみりゃあ方言みたいな物言いなんよね。じゃけえ、それを広島弁で吹き替えるゆうのは、ほんまに絶妙じゃ思うたわ。

こりゃあ広島弁に限ったことじゃないんじゃけど、方言()うのは、自分の感情や心に近い言葉じゃ思うんよね。広島の者には広島弁が心の言葉じゃし、他の地域の者も、皆ふるさとの言葉がそれぞれの心の言葉じゃろ。Apple の者の「心からの言葉(英語)」を「心の言葉(日本語)」で吹き替えたんじゃけえ、そりゃあ、心に響くわの。考えてみりゃあ当たり前なんじゃけども、ほんまコロンブスの卵じゃったのぅ。

 

わしらの親の時代は、地方の方言を東京で喋るんはふうが悪いゆうて思ようたもんじゃけど、近頃(ちかごろ)はそういう風潮も変わってきちょるじゃろ。わしはね、方言をもうちいと積極的に使(つこ)うてもええと思うんよ。具体的に言やあね、方言は、キャラ付けに具合のええ道具じゃ思うんよ。わしは、広島じゃのうても、わざとね、ちいと広島弁を混ぜて喋るようにしたんよ。「広島ゆうたら tsuchim」みたいなキャラ付けができんかのう思うてね。ほいで、お土産はいっつももみじ饅頭よね。一番(いっちゃん)有名じゃろう。これが1年もすりゃあ、もみじ饅頭が置いてありゃあ「あ、tsuchim、広島から帰ってきたんじゃ」ゆうて思われたり、「広島ら辺に旅行に行きたいんじゃけど、広島ゆうたら tsuchim じゃろう思うて話聞きに来たんよ」言うてくれる者もでてきたんよ。そしたら仕事以外の部分でも仲良うなれるし、ええことが(おい)かったよ。ほんまに「おいしい広島弁」じゃったわ。

 

ほじゃけど、わざとじゃのうても、ぽっと出る広島弁もあるわね。「ガソリンがみてたけえ、()いでくるわ」なんかは、「みてる」は方言じゃゆうのに気を取られちょったら「注ぐ」がぽろっと出るんよね。しもうた、こりゃあ通じんかったわ、言う事んなるんよね。

ほいじゃが、広島弁は伸ばす音への変化がようけあるね。さっきの「多い」も「オイー」じゃし、対義語は「スクナー」じゃろ? 「はあ、たいぎいけえ、去のうや」は「ハー、タイギーケー、イノーヤー」じゃけえね。(意味は「もう疲れたから帰りませんか」じゃね。)

この広島弁じゃけど、わしが言語学を勉強しょうる者から聞いたんは、古い京都言葉が変化したもんらしいで。こないだ、twitter で、「広島弁は『おじゃる丸』の言葉みたいじゃった」言うてようた者が居ったけど、まんざら間違いでもないんよ。例やあ、さっきの「去ぬる」も、古文で(なろ)うたナ行変格活用じゃけんね。「去ぬる」も「死ぬる」も広島じゃあ今でもナ行変格活用よ。古文と広島弁の関係は、まだまだ書きたいんじゃけど、どようし(なご)うなるけえ、またにしょうかの。

 

なんか、えっと考えんといっさんきに書いてしもうたけど、どがんかったかね? 2日目じゃけえ、まだ方向性もそがいに定まっとらんじゃろう思うて、好きに書いてみたんじゃけど、こりゃあ、広島弁について語るんじゃのうて、広島弁で語っとるだけかわからんね。まあ、まとめりゃあ、やっぱ広島弁に限らんのんじゃけど、「方言は心の言葉」じゃというのが言いたかったことなんよ。じゃけえ、方言はできるだけ次の世代に繋いで行きたいのぅ思うんよ。ほいじゃに、わしは次の世代の前に、嫁さん探さにゃわからんのう。ええがにいかんもんじゃのう。

(どがんしても意味の分からん言葉は @tsuchim に聞いてくんない。)

 

では、明日3日目の方は @maimari_1113 さんです。お楽しみに!


日経コンピュータの見出しに「Windows XP から 8系への移行を加速、8.1 が本命だ」というのがありました。

最新の Windows 8.1 から遡ると、8.0、7、Vista その前が XP です。ここで、XP の代替として 8.1 が薦められるケースは、「特に制約は無いけど、XP に不便はなく、また XP世代後期のPC(たぶん CoreDuo あたり?)で性能も十分なので」というケースだと思います。

弊社でも経理のPC(CoreDuo メモリ 2GB)に長らく Windows XP を入れて使っていましたが、今は同じ PC で 8.1 が元気に動いています。7 よりもメモリを効率よく使うようになった気がします。古い PC でもさくさく動きます。これは、比較的性能に制限の多いタブレットでも快適に動作するように設計されているからだと思われます。

一方で、8.1 をお薦めできないケースがあります。それは、社内システムなどが Internet Explorer 6 に強く依存していて、IE の更新ができないケースです。この場合、ベストな移行先は Windows 7 + IE8(イントラネット互換モード) です。

Windows 8 は、8.1 が出たため、後2年でサポートが打ち切られますし、8.1 は、IE11 が標準となり、互換モードが廃止されました。よって、互換モードで生きながらえていたシステムも、最新の標準 HTML5(など)に対応させなければなりません。

Windows 7 + IE8 は、今のところ 2020年1月までサポートが継続されます。7 が XP 並の人気を誇っていれば、XP の時のようにもう少しサポートを延長してくれるかもしれません。ともあれ、今の段階で互換モードを一番延命できるのは Windows 7 です。

延命できるとはいえ、これはもう Microsoft からの最後通告です。古い ActiveX にサヨナラをして、HTML5 でシステムを構築しましょう。あと6年しかありません。

それにしても、Web界隈の進歩の早さとは裏腹に、Microsoft のサポート期間の長さはありがたいですね。Windows 7 がサポート切れになる頃には、どんなシステムが標準になってるのでしょうか。楽しみでもありますが、経営者の方は対応コストに頭が痛いところでしょうか。


RedHat Enterprise Linux 6.5 が登場しました。(記事)

主に基幹・大規模サーバ用の変更が目立ちますが、SL,CentOS に降りてきたら、小規模サーバでの変更点も見ていきたいです。

6.3 → 6.4 の時に、XFS+NFS4 の環境で kernel panic が出る不具合が入ったことがあったので、今回も自動アップデートには勇気が要りますね。
通常は RHEL の安定性には定評があるので、アップデートに躊躇することは少ないのですが。

ちょっと気になっているのが、php のバージョンです。
php 5.3 は開発元がサポートを打ち切って、RedHat が独自にパッチを当ててセキュリティ対策をしているのですが、これが 5.5 等になると、古い php アプリ/フレームワーク が動作しなくなる恐れがあります。
これは、6.x ではバージョンが維持されても、RHEL7 ではバージョンアップされるでしょうから、大きなシステムを運用されている方には頭が痛いかも。

ー追記ー

php は php-5.3.3-26 のようです。カーネルも kernel-2.6.32-431 のようですが、RHEL はカーネルに多くの機能をバックポートしてくれるので、バージョン番号が当てになりません。


Linux Kernel 3.0.x の Long-Term Support が終了し、elrepo の kernel-lt も、3.10.x 系列に変わりました。
3.0 から 3.10 までに何があったかを軽くまとめてみると、

  • HDDへのライトバックキャッシュの最適化(3.1など)
  • TCP周りの最適化(3.5など)
  • ファイルシステム周りの変更(3.8など)
  • 時分割でないマルチタスク(3.10)

特にファイルシステム周りでメタデータへのチェックサム付加などの変更がはいっているので、一度新しい kernel で mount してしまうと、古い kernel で読めなくなってしまうのではないかという心配が少しあります。
また、タスク切り替えの再設計は、かなりインパクトの大きな変更点だと思えるのですが、多スレッド環境でどのような変化があるのか楽しみです。