巨人のリーグ優勝の確率が95%を超えましたので「優勝濃厚」とします! 波乱の多い今シーズン、このままいくでしょうか。

そして、広島のCS進出確率が50%を下回りましたので、5/31 に点灯した「優勝濃厚」は一旦取消とします。まあ、誰がどう見ても5月の快進撃は5月だけだったみたいです。このままずるずる行くんでしょうか…。


まだ優勝濃厚とはなっていませんが、92%を超えてきましたので、この調子でいった場合の巨人の優勝決定日確率分布の計算を始めました。ホームがドーム球場なので天候によって延びる心配もありませんね。

計算量が多いので、日付が近づくまでは精度の低い計算となります。

7月15日時点での最尤日は、9月11日(9.2%)。思ったより早く決まっちゃうかも! これは他球団には結構衝撃では!?


2019年シーズンも前半戦が終わりました。短い間に大連敗があったチームが目立つような気がします。(まだ抜け出てないチームもありますが)

多くのチームが苦戦する中、やはりというか、資金力のあるソフトバンクと巨人が着々と勝利を重ねて優勝街道の真ん中を突き進んでいます。他の球団からすれば、このまま逃げ切られてしまうとここで決着がついてしまうので、なんとか食らいついていきたいところですね。

一方で、CS争いは、これも両リーグとも、独走に入った1チームに、4チームが混戦で争う状況になっています。後半戦は、まずこのCS争いで有利に立っておきたいですね。

オールスターゲームを挟んでペナントレースもいよいよ後半戦。優勝確率も、一試合のウエイトが大きくなっていきます。両リーグとも、目が離せない試合が続きますね!


このサイトは、確率を淡々と計算しているだけなので、100%になるまでは何があるか分からないのですが、100%になってしまうと優勝やCSが決まってしまうので、もはや数字の意味がなくなってしまうと言うジレンマを抱えています。

ですから、95% を一つの区切りとして、95%を超えると「濃厚」として一区切りつけています。もちろん、この先どうなるかは分かりませんが、一つの目安として捉えて貰えると盛り上がるかなと思います。


セ・パ交流戦も終わり、多くのチームで今日からリーグ戦が始まりますね。6月は絶不調だったカープ、5月のカープに戻れるのか、4月のカープに戻ってしまうのか、それとも新しい7月のカープを見せてくれるのか、不安と楽しみでいっぱいです!

皆さんのひいきのチームの状態はどうですか?


混戦模様のセ・リーグ、出だしで躓いた広島が首位に躍り出ました。この前まで優勝確率 0.4%だったのに、今は 47%とはどう言うことか? って突っ込みをよくされます。広島がどん底だったときの勝率は2割3分。勝率23%のチームが10連勝する(古典的)確率は、0.23の10乗で 0.00004% しか無いんですよ。それが起きてしまったのだから、事後確率が 0.4%から47%になっても何の不思議も無い、って分かって貰えるでしょうかね。

案外、下手に算数で考えるより、直感の方が事後確率の数字と合っていることが良くあります。

4月のどん底状態の広島では、あのままで優勝できる確率は、直感的に考えて 1%もなかったと思いませんか? そして、この5月の絶好調の広島では、このまま行けば、そりゃ 47%ぐらいは優勝できそうじゃないですか?

人間の直感というのは、実はとても良くできているなあ、と思ったりします。

ま、このまま行かないから長いシーズンは面白いわけですし、もう少しすれば、セ・リーグ各チームには鬼門の交流戦が始まりますね。1カードずつになってから、ソフトバンクとホームで当たるかロードで当たるかが結構大きい気がしています。

ソフトバンクの強さは誰も異論がないと思いますが、そんなソフトバンクに大きく勝ち越しているのがロッテ。しかし、ロッテがソフトバンクより強いのかと問われれば、答えに窮します。チームごとに、なにか「相性」があると思う人の方が多いと思うのですが、はたして、この「相性」とはどこから来るんでしょうね。



https://eikai.co.jp/ ドメインのサイトは、WordPress プラグイン実装の実験場となるため、時々アクセスができなくなったり、更新が滞ったり、表示がおかしかったりするかもしれません。できだけそういうことがないようにしますが、ご了承下さい。

そんなの、テストサーバでやれよ、と怒られそうですが、弊社サイトは弊社の本番テストの場という位置づけなので、ここがテストサーバなのです。本運用環境に近い場でテストするフェイズとなりましたので、そこそこアクセス数のある弊社サイトにて、実環境での負荷などを測定します。

アクセス数が多くなってくるオールスター明けには今年度の仕様を確定させたいと思います。


2019年のシーズンも開幕し、今年の確率計算も始まりました! 速報は試合終了後20分、その日の計算は、全試合終了後1時間後を目標に更新していきます。

まだ1試合なので、勝率10割のチームと0割のチームしか居ませんから、このまま行けば全勝と全敗です。確率計算ではもう少し複雑な計算をしていますが、まだ極端な値が出る事に変わりはありません。せめて3週間、対戦が一巡するまでお待ちください。描くチームとのホーム・ビジターの対戦が一巡する5月半ば頃には、そろそろ意味のある数字になってきます。

今年は、2つの方向で、さらに楽しんで頂けるサイト作りを進めていきたいと思っています。チャート(グラフ)の描画も始まりましたが、今年はもっとグラフィカルな表示の方法も試したいですし、ご希望の方向けに、もっと詳細なデータも提供していきたいです。

「何でもかんでもWordPressに入れるな」と怒られそうですが、何でもかんでも入れようとしています。WordPressのアップデートで拡張部分が破壊されないように、標準的なプラグインの形式にコードを書き直したり、 新しいデータストアを導入しています。もっと余裕があれば、とても遅い計算部分をGPUに最適化したり、新しいアルゴリズムなど、試したいことがいっぱいですが、まだここに手をつける余裕が無くてすみません。

ともあれ、今年も応援の応援、よろしくお願い致します!


日米で大活躍したイチロー選手が事実上の引退を表明されました。これだけ長い期間、世界の第一線で活躍された実績もさることながら、年齢を感じさせない体の維持管理のストイックさと、日本代表としての熱い愛国心とを併せ持つ、男も惚れてしまう選手だと思います。

そんな、世界の9割が尊敬するであろうイチローですが、引退会見で少し気になる言葉が出てきました。「(主にアメリカの)野球が、頭を使わないものになってきている」といった趣旨だったと思います。おそらくは、過度にデータに依存した守備陣形や配球など、データアナリストに頼った近代野球が、イチローの目には快く映らなかったのではないでしょうか。

私は、言うまでもなくデータが大好きです。野球はチームスポーツですので、個人がバラバラに動くよりも、同じ方向性を持って動いた方が絶対に有利です。日本の、私の好きなチームなら「家族のようなチーム」で、自ずと皆が指揮官の方針に沿って考えて行動するでしょう。しかし、比較的個人主義の強いアメリカにおいて、皆を納得させて同じ方向に向かせる材料は「データ」になるのではないでしょうか。この守備位置がデータ上有利だから、この配球がデータ上有利だから、こうしよう。と、チームをまとめるのです。

科学や計算機の分野に携わっていると、科学に疎い人ほど科学を万能のものとして、計算機に疎い人ほど計算機を万能の道具として考えがちな傾向があると思います。イチローは言うまでもなく一流の野球選手ですが、統計のプロフェッショナルではありません。ですが「頭を使わなくても良くなっている」と感じるという事は、最新のAIがはじき出す作戦が、イチローの考えとそれほど食い違わないことを示唆していると思います。なぜなら、AIがトンチンカンな指示を出すと思うなら、AIの指示に従うかどうか、人間が考えなくてはなりません。データ野球が、イチローの長年培ってきた直感に追いつき始めていて、長年考えに考えた色々な野球の一部を、何も考えない選手ができるようになってきた、とも言えると思います。データ上は、データの活用はかなりの効果を上げています。

とはいえ、野球は長いシーズンを戦うスポーツです。年間150試合近く試合があり、1試合あたり、おおよそ30~50組の対戦があります。年間で言えば 6000組の対戦があるのです。データは、その6000組の対戦の傾向を示すだけであり、個別の1つに対して高確率で何か言えるものではありません。例えば、サイコロを6000回振れば、おおよそ1000回前後、1の目が出ます。これは基本的な統計データです。ですが、次の1回で1が出るかどうかは、1/6 の確率であるとしか言えません。そもそも、ほとんどの選手が3割前後の打率で、あまり差はありません。ですが、打者1巡の猛攻は、正規分布から予想される確率よりも多く起こります。

データ上有利な作戦が存在するなら、それを採用するのは、勝つために当たり前だと思います。しかし、データでマークされながらも、その上を行くプレイで球場は沸き立ちます。それそこが一流選手だろうと思います。イチローは「記録はまた次の選手が更新していくもの」と言いましたが、データの先を考えない選手が、頭を使わずにイチローの成績を超えていくとは到底思えません。

イチローは自分が成し遂げた努力の蓄積を、とても過小評価している気がします。イチローの積み上げた努力と功績は、データ野球が簡単に超えられるものではないと、私は思います。