- 6/19 レギュラーシーズン開幕。新型コロナウイルスの影響で大幅に遅れ、交流戦は無く、120試合の短いシーズンです
- 9/13 巨人、セ・リーグ優勝濃厚。残り49試合を25勝ぐらいで → 10/30 決定
- 10/11 ソフトバンク、CS進出濃厚。残り22試合を7勝ぐらいで → 10/25 決定
- 10/14 ヤクルト、セ・リーグ 6位濃厚
- 10/16 オリックス、パ・リーグ 6位濃厚
- 10/22 ソフトバンク、パ・リーグ優勝濃厚。残り13試合を4勝ぐらいで → 10/27 決定
- 10/27 福岡ソフトバンクホークス、パ・リーグ優勝! おめでとうございます!!
- 10/29 広島、セ・リーグ 5位濃厚 → 11/11確定
- 10/30 読売巨人軍、セ・リーグ2連覇! おめでとうございます!!
- 11/4 楽天、パ・リーグ 4位濃厚 → 11/6 確定
- 11/4 日本ハム、パ・リーグ5位濃厚 11/6 確定
- 11/5 阪神、セ・リーグ 2位濃厚 → 11/7 確定
- 11/5 中日、セ・リーグ 3位濃厚 → 11/7 確定
- 11/8 ロッテ、パ・リーグ 2位・CS進出確定
- 11/8 西武、パ・リーグ 3位確定
- 11/11 DeNA、セ・リーグ 4位確定
- 11/14 2020年レギュラーシーズンの全日程が終了しました
コロナ禍で短縮シーズンとなった2020年の日本シリーズが始まりました。
短期決戦の勝敗確率は、ポストシーズン計算ページで計算しています。
シーズンを独走した巨人と、終盤一気に優勝を決めCSも連勝突破したソフトバンクとの対決となりました。
短期決戦は最近の勢いをより重要視しているため、今の時点ではソフトバンクをやや有利と計算されていますが、さて、どうなるでしょう!?
「5割復帰が目標と言っていたら、いつの間にかマジック対象になっていた」という中日ファンの声が聞こえてきますが、確率論的に期待順位の推移を見てみると…
どーん!
やっぱり、3~4位あたりで燻っていたのが、10月11日~23日で一気に単独2位が手堅い位置まで急浮上した事が分かります。偶然では起こりにくい連勝が起きました。偶然でないとしたら何が変わったんでしょうか? ファンの方の見解が聞きたいです!
こんなツイートを見つけました。
ぶち嬉しいです!😉
スクショを保存して、10日前の掲載と比較して貰えるWebサイトなんて、世界に無限にあるWebサイトの中で、一体どれだけあるか考えると、こうして楽しみにして見ていただけていることが本当にありがたいと思います。
10月15日といえば、広島に連勝して、このまますんなりマジックを減らしていけるか!? って勢いの時でしたね。そして、16日から25日までは、まさかの、2勝5敗1分1雨。優勝決定日確率のピークが4日ぐらい後ろにずれてしまうのは、野球に詳しい方なら直感で分かると思います。
15日時点での「現状」と、25日時点での「現状」を、正直に数字にしているだけで、優勝決定日を「予想」しているわけではないことが分かっていただける例になったと思います。
こうした記事が書けるのも、15日の状態を保存してくれていた人が居たから。これからも試合結果に一喜一憂した後、このサイトを見てまた一喜一憂して貰えたら最高に嬉しいです。
まだシーズンが終わったわけではありませんが、今年一番驚いた苦情のDMは「勝手に確率を決めないでください」でした。気持ちは分かりますが、私は神ではないので確率を決める力はありません。そんな力を持っていたら広島を優勝させます。
確率は確率でしか無いので、優勝するともしないとも言ってません。数字を見たみなさんの心が、希望や絶望を作っているのです。降水確率を見て、傘を持っていくかどうかは皆さんの心次第なのと同じです。私はいつでも小さな折りたたみ傘を持っていきます。
とはいえ「事後確率」って、教育カリキュラムの中で目にすることがない人も多いと思うんです。サイコロとかコインとか、確率が変わらないものしか教科書に出てこなかった人の方が、もしかしたら多いかも。そういう方にとっては、毎日確率が変わるってどういうこと? みたいな混乱もあるのかもしれません。
勉強に年齢制限は無いので、これを機に「事後確率」「ベイズ統計」などにも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ソフトバンクとロッテが熾烈な優勝争いを繰り広げているパ・リーグ。
今日からの直接対決の初戦をロッテがとって一歩リードしました。
ここで、これまでの優勝確率の推移をふり返ってみましょう。
8月終盤から両チームが抜きつ抜かれつを繰り返しながら、他の4チームを引き離していきました。この瞬間はロッテが上に居ますが、推移を見ると、ロッテが頭を出すと、ソフトバンクが粘って抜き返して、ソフトバンクの方が上に居る時間が長くなっています。
時系列で見ると、ソフトバンクが有利に戦いを進めているように見えますが、ペナントレースは終了の瞬間に上に居た方が勝ちですから、今後の動向に目が離せませんね!
順延分の追加日程が発表されました。
パ・リーグの、ソフトバンクとロッテの優勝争いは、最終カードの直接対決までもつれ込めば、直接対決で今季勝っているロッテが有利とみられていましたが、発表された追加日程で、これまでの最終カードの後に、それぞれ西武戦が一試合ずつ組まれました。
最終盤の西武戦まで持ち込めば、西武に勝てていないロッテに不利となり、西武が勝つことでソフトバンクの優勝が決まるシナリオの可能性も数パーセント出てきました。
これから佳境に突入するパ・リーグの優勝争いから目が離せません!
広島とヤクルトの2位確率、四捨五入するとどちらも1%ですが、薄い灰色の広島は1%以上(1.5%未満)、濃いめの灰色のヤクルトは1%未満(0.5%以上)です。
0% でも、黒地になったらいよいよ終戦です。モンテカルロ法なので、最後の最後、数千万分の一かの確率が残っていても、表示が黒になる事があります。
これは、灰色・黒だけでなく、赤いほう(確率が高い方)でも同じです。100% でも、濃い朱色になるとほぼ確定です。(残り試合数が少なければ優勝確定と連動しますが、数千万分の一ほど優勝を逃す可能性が残っていても確定職になる事があります。
このような、極めて微少な確率を見逃してしまうのは、計算手法上の宿命なので、許してください。速報値では特に出やすいので、シーズンが佳境に入ってきたら、速報を楽しんだ後、全試合終了時点での計算をお待ちください。
このような状況の時、それぞれの数字の意味を短くまとめました。
質問があれば @tsuchim まで
ソフトバンクの数字の意味
- 現在、約75% の確率で優勝できるペースです
- 残り18試合を 10勝8敗で行けば、95%の確率(ほぼ自力)で優勝できそうです
- 10勝できなくても(確率は下がりますが)優勝の可能性は十分あります
- 10勝しても優勝できない可能性もあります
- マジックが点灯すれば、それを消化すれば100%優勝が決まります
- 豪華版には、マジック点灯前でも「100%優勝決定勝利数」を掲載しています
- 10勝できなくても(確率は下がりますが)優勝の可能性は十分あります
- 期待順位も 1.3 と、1位にかなり近いですが、油断はなりません
ロッテの数字の意味
- 現在、約25%の確率で優勝できるペースです
- 残り19試合を 16勝3敗で行けば、95%の確率(ほぼ自力)で優勝できそうです
- ただ、残り19試合を、16勝3敗ペースで勝てる可能性は高くありません
- それでも、ソフトバンクがこれから大連敗するかもしれませんし、その他のシナリオを3億通り考慮して全部足した数字が「25%」です
- 4敗以上しても(かなり低くなりますが)優勝確率が残ることもあります
- (おそらく)16勝の内訳として上位戦は落とせません
- 期待順位は 1.8 と、2位に近いところ、やや1位寄りに居ます
楽天の数字の意味
- 現在、約0%の確率で優勝できるペースです
- 値は四捨五入されているので、完全にゼロではありません
- 諦める必要はありませんが、相当に厳しいです
- 優勝までが「-」なっています。残りを全勝しても、他のチームが相当都合の良いバランスで負けてくれないと優勝できません。
- 期待順位は 3.4 と、西武よりは3位に近いけど、全く油断はできない位置です
共通すること
- これらの数字は「予想」ではなく、現状の勝敗ペースを確率という数字で表したものです。皆さんの「予想」の材料の一つとしてお役立て下さい。
- これまでの対戦成績を維持すると仮定して、確率的な揺らぎも考慮して、これからの対戦が考慮されています。偶然と必然の割合を(統計理論に従って)変えながら、3億通りのシナリオを計算し、最終順位の割合を確率で表示しています。
- 故障者が出たり、日程が過密だったりするなど「これまでのペース」が維持できそうにない状況になれば、それを皆さんが加味して予想して下さい。
120試合のシーズンも残り49試合となって、早くも、巨人のセ・リーグ優勝が濃厚になってきました。イレギュラーな2020年シーズンを序盤からリードし、小さな浮き沈みはあれど、シーズンのほとんどを、苦手チームを作ることなく順調に勝ち進んできました。
この調子で行けば、10/20~10/25の週あたりに優勝が決まるペースです。
このまま優勝を決められるか、まだ数パーセントの可能性を残す阪神かDeNAが猛追を見せるか、ペナントレースは早くも佳境です!