About 槌本 裕二

えっとワークのシステムを作っています。

2019年9月18日に、優勝決定日確率の計算において計算ミスを発見しました。
当日23:30以前の計算分に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。

このようなことも起こりうるため、数値やスクリーンショットを転記する際は、必ずそのページへのリンクを添えてください。


2010年のパ・リーグと言えば、残り6試合で首位を走っていた西武が、3.5ゲーム差で追いかけるソフトバンクに土壇場で3連敗し、その勢いでソフトバンクが優勝した大逆転がありました。

2010年9月16日、3連戦直前の優勝確率を計算してみると、
西武 96.4%、ソフトバンク 3.3%、ロッテ 0.3%
と、西武が優勝濃厚ながら、ソフトバンクにも 3.3%の逆転のチャンスが残っていたようです。2010年のこれまでの直接対決は、西武が14勝7敗と大きく勝ち越していたので、優勝の確率も大きくなっています。しかし、実際は、最終盤にソフトバンクに3連敗し、0.5ゲーム差に詰められてしまいます。

この天王山3連敗は、その後、西武ファンの悪夢として語り継がれるわけですが、3連敗した直後の優勝確率を見てみると、
西武 55.1%、ソフトバンク 44.6%
と、まだまだ西武が若干優勢だったので、むしろ、その後の 3~4試合に残された 55%のチャンスも掴めなかった事の方が痛手だったかもしれません。

優勝争いの最終盤に他力(他の4チームの働き)が大きく左右することは多くあるので、マジックの点灯や消滅、自力の消滅など、「自力」に少しこだわりすぎているのではないかな、と思います。

さらに、この年は3位に滑り込んだロッテがクライマックスシリーズで下剋上を起こして日本一となるなど、終盤に波乱が待ち受ける1年でした。

余談ですが、日本シリーズが「両リーグの優勝チーム同士の決戦」じゃなくなったのなら、呼び方も変えて「クライマックスファイナル」にして、リーグ内クライマックスシリーズは、それぞれ 1st, 2nd ステージと呼んだ方が良いのでは? と思ったりしてます。

長いペナントレース、最後まで何が起こるか分かりませんね。



日本では馴染みの薄い楽器ですが、ギリシャ神話の時代からの音色が受け継がれているパンフルート。構造も簡単ですが、楽器の中で最も音量の強弱がつけられる楽器らしいですね。ただし、小さな音を出すのはとても難しいとか。

そんなパンフルートを日本でも普及させるために、2015年に日本パンフルート協会が発足し、日本パンフルート協会事務局の非公式ページが開設されたのですが、こちらは 2021年の年始で更新が止まっており、https への対応もされておりません。その後、スタッフの方が PanNotes を開設されています。

広島とも何かと縁のある楽器みたいで、パンフルートに興味のある方は、PanNotes もチェックしてみてください。


サポーターコンテンツとしてお約束しておりました、順位確率の豪華版が閲覧可能になりました。百万分の1の希望まで見届けることができます。(最後の1桁半は有効数字外です)

引き続きメンテナンスが続きますので、閲覧できない時間帯もあるかもしれませんがご了承下さい。


「目からうろこの教科書」シリーズの第2弾「目からうろこの生物学」が出版されました。

Kindle ( Kindle / Android / iOS ) で閲覧頂ける電子書籍です。

この教科書シリーズは、第一著者である専門家が、専門家ではない第二著者と密に連携しながら、第二著者が分かるまで何度でも書き直すという手法で、本当に非専門家にも分かる専門教科書づくりの試みです。そして、その本物の専門書を、出版コストを抑えることで、どなたにも手が届く価格で提供することを目指しています。

目からうろこの生物学、是非手に取ってみてください!

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目からうろこの生物学

2019年9月、ソフトバンクに西武が猛追を見せています。優勝確率を見ると、ソフトバンクが踏ん張りきった印象ですが、ここで補足させてください。

ここで使われている計算モデルには2種類あります。2008年頃から使っている旧エンジンと、2016年から開発を始めた新エンジンです。

新エンジンは、旧エンジンの「チームごとの相性」に加え、「球場との相性」や「最近の勢い」を考慮した計算モデルになっています。その代わり、計算速度がとても遅く、新エンジンを使って確率順位を出そうとすると、とても時間がかかるので、全部を切り替えるには至っていません。(短時間で計算しようとすると、確率の小さいシナリオが考慮されない)

メインの順位確率には旧エンジンを、優勝決定日確率には新エンジンを使っています。この違いから、現在、優勝決定日確率を全て足すと西武の方がソフトバンクより確率が高い(執筆時点)のに、順位確率ではソフトバンクの方がかなり有利という数字が出ています。

これはどちらが正しいというわけではなく、計算の手法の違いによるものですが、やはり新エンジンの方が終盤の展開を再現するのに良いモデルだと思って開発しておりますので、終盤の優勝争いの確率を把握するには、優勝決定日確率の方もあわせて参考にして頂ければと思います。

「最近の勢い」を考慮することで、長いシーズンで大きくメンバーが入れ替わったチームなどの序盤の成績が反映されにくくなります。また、直近で連勝しているチームを大きく評価します。ただ、(ご存じのように)野球では、大連勝から大連敗に転じることもままあり「勢い」を考慮すると、確率の乱高下を招きます。その点は旧エンジンの方が安定しています。一長一短です。

これらの開発には、サポータの方より援助を頂いております。心よりのご支援を結果にして還元できるよう、改良を続けて参ります。


2019/9/4~9/10 の間、サービスの停止を伴うメンテナンスを行います。
「技術的な問題によりアクセスできません」等のエラーが表示された場合は、10分ほど待ってからアクセスしてみてください。
それでもダメなら1時間、それでもダメなら12時間ぐらい空けてみてください。

また、表示が乱れているときは、再読み込みを2回ぐらい行ってみてください。

ご不便をおかけして申し訳ありません。

…と、ここに書いても、メンテナンス中はこれも読めなくなるわけですが…


ソフトバンクがなかなか優勝確率を上げられないでいる間に、西武が勝ちを重ねて追い上げてきました。

8/29 終了時点での2チームの優勝確率は、
ソフトバンク 74.1%、西武 22.6%

8/30 からの3連戦の結果で、優勝確率がどのように変わるか、仮定の計算してみましょう。

Continue reading

ソフトバンクの優勝確率が1日で急落しています。

シーズン最終盤なので、大きく変動することは想定されていますが、さすがに1日でここまで動くのは不自然で、計算を調査中です。

手動の簡易計算で、81%程度になるようなので、自動計算に何か不具合があるようです。

明らかに挙動がおかしいときはバグや誤動作の可能性もあります。ご了承ください。

追記 22:25
再計算の結果を掲載しました。
新しい計算エンジンで計算している「優勝決定日」のほうでは、優勝そのものの確率が65~70%となっているので、旧エンジンから「球場との相性」も考慮した新エンジンへの移行を進めていきます。