セ・リーグの優勝戦線が3週間で激変しました。
7月18日には巨人がおおよそ優勝を決めそうな勢いでしたが、そこからカードの負け越しが続き、2位DeNAとの決戦に3連敗し、0.5ゲーム差と迫られました。
一方、11連敗で自滅した広島が復調してDeNAのあとをピタリとついてきています。優勝確率的には、残り試合の兼ね合いとリーグ内での勝率から、広島がほんの少しDeNAの優勝確率を上回っています。
なかなか「確率が変わる」ことがピンとこない方もいらっしゃるかと思います。この計算に用いている数値モデルが振れやすいモデルなのも原因ですが、今更マイルドなモデルに変更するのも接続性が悪くなるので悩ましいです。
ただ、直感と比べてみて下さい。7月18日時点の巨人が「このまま行けば95%優勝する」勢いだったのは、多くの方の感覚とも一致するのではないでしょうか。そして、今、8月4日の状況が「巨人が有利なものの、3チームに可能性がある」というのも、感覚と違うという方は少ないと思います。もちろん、阪神ファンはまだ優勝に絡む可能性を諦めてはないでしょう。
もっと振り返れば、6月の広島ファンは「優勝いけるんじゃ?」と思ったはずですし、交流戦に入って11連敗中の広島ファンは「もう絶望的だ」と思ったはずです。
それがそのまま数字になっているわけですね。
という広島ファンの期待の乱高下が、そのまま定量的なグラフに現れています。
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