混戦模様のセ・リーグ、出だしで躓いた広島が首位に躍り出ました。この前まで優勝確率 0.4%だったのに、今は 47%とはどう言うことか? って突っ込みをよくされます。広島がどん底だったときの勝率は2割3分。勝率23%のチームが10連勝する(古典的)確率は、0.23の10乗で 0.00004% しか無いんですよ。それが起きてしまったのだから、事後確率が 0.4%から47%になっても何の不思議も無い、って分かって貰えるでしょうかね。
案外、下手に算数で考えるより、直感の方が事後確率の数字と合っていることが良くあります。
4月のどん底状態の広島では、あのままで優勝できる確率は、直感的に考えて 1%もなかったと思いませんか? そして、この5月の絶好調の広島では、このまま行けば、そりゃ 47%ぐらいは優勝できそうじゃないですか?
人間の直感というのは、実はとても良くできているなあ、と思ったりします。
ま、このまま行かないから長いシーズンは面白いわけですし、もう少しすれば、セ・リーグ各チームには鬼門の交流戦が始まりますね。1カードずつになってから、ソフトバンクとホームで当たるかロードで当たるかが結構大きい気がしています。
ソフトバンクの強さは誰も異論がないと思いますが、そんなソフトバンクに大きく勝ち越しているのがロッテ。しかし、ロッテがソフトバンクより強いのかと問われれば、答えに窮します。チームごとに、なにか「相性」があると思う人の方が多いと思うのですが、はたして、この「相性」とはどこから来るんでしょうね。
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