このエントリはゆるい広島 Advent Calendarの22日目です。
昨日は、F19rokiさんの「チャリでブラブラして写真とか撮ってくる」でした。

22日なら休みの中日だし時間もあるかと思ってエントリーしたら大間違いでした。しかも「ゆるい」って、なんかテーマ決まってないので難しいし。

タイトルからため池なんですけど、広島って、ため池多いですよね。もちろん、岡山とか香川とかため池多いところは他にもありますけど、広島も結構多いと思います。以前、Google Maps API で、白地図を作ってみたことがあるのですが、水域と陸域だけ色分けすると、結構ため池が多い。

ため池って、元は谷だったところに、人工的に堤を作って池にしたんですよね。だから、多くの池は、一辺が直線的な堤になっていて、周りは山になってる。水に苦労した昔の人が人力で堤を作ったのかと思うと、その手間と労力だけでなく、村や集落という単位での結束が重要な時代が偲ばれます。沢の途中にあるため池は、渇水対策と治水(砂防ダム的な)の両方の役割を果たしていたのでしょう。

東北の方に行くと、ため池も広い平地のなかに大きな池があって、西日本のため池とは雰囲気が違いますね。狭い耕地に小さいため池が広島っぽいなあと思います。

そんなため池の中でも、お気に入りなのが、このため池です。母校への通学路にあるので、もう2000回ぐらい見ていますが、池の名前は分かりません。そういえば、ため池って、たぶん全部名前があるんですよね。うちの近くのため池も、原池とか雁又池とかあひる池とか名前がついています。あひる池にはあひるは居ません。
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このため池も、左側の轍のある道路部分が人工の堤で、背面は山になっているのですが、このため池、とにかく水がいっぱいいっぱいなんですよ。

写真では分かりにくいですけど、手前の舗装道路は左に向かって下っていて、写真の左端のあたりでは、道路の高さが水面ぐらいなんです。ほんと、ギリギリまで水を張ってる。ここまで満杯のため池はあまり見かけません。この、いっぱいいっぱい感が、なんとなく好きなんですよね。

そんないっぱいいっぱいの池なんですけど、この池、いつもいっぱいいっぱいなので、実はいっぱいいっぱいまで貯められた水はあまり利用されてないんじゃないかと思います。だって、水を使ったら、その分減りますもんね。このすぐ横には川が流れていて、その上流には新しい大きなため池が2つあるので、今はそちらで川の水量を調整しているのかな、と勝手に思っています。昔の人がいっぱいいっぱいまで作ったいっぱいいっぱいのため池は、今もいっぱいいっぱいの風格を残したまま、あまり使われていないようです。

人間も、いつもいっぱいいっぱいだと、あまり有効に使われてないんじゃないか、と、そんなことを思ったり思わなかったりです。勉強会などで頭のため池に水がたまったら、すぐに使ってみないといけませんね。池だけに。

 

それでは、明日はデスマで有名なkakenaviさんが超おもしろい事を書きます。の「ネタ帳には爆笑ネタがあるのですが、家に忘れてきました。」です。

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