Linux Kernel 3.0.x の Long-Term Support が終了し、elrepo の kernel-lt も、3.10.x 系列に変わりました。
3.0 から 3.10 までに何があったかを軽くまとめてみると、
- HDDへのライトバックキャッシュの最適化(3.1など)
- TCP周りの最適化(3.5など)
- ファイルシステム周りの変更(3.8など)
- 時分割でないマルチタスク(3.10)
特にファイルシステム周りでメタデータへのチェックサム付加などの変更がはいっているので、一度新しい kernel で mount してしまうと、古い kernel で読めなくなってしまうのではないかという心配が少しあります。
また、タスク切り替えの再設計は、かなりインパクトの大きな変更点だと思えるのですが、多スレッド環境でどのような変化があるのか楽しみです。