Web Touch Meeting #78 として、node.js ハンズオンの開催に協力させて貰いました。
東京から、日本のインターネットの中枢を担う、株式会社インターネットイニシアティブの 岩永義弘 さんをお迎えし、たっぷり3時間、座学とハンズオンを行いました。岩永さんと言えば、@ITでの連載もされており、日本の次世代通信技術の最先端におられる方です。地方でのハンズオン開催は初めてとのことで、その初回に広島を選んで頂き、ありがとうございました。とはいえ、3時間で実装まで行うには厳しく、消化不良で終わらせてしまったので、参加頂いた方には申し訳なく思っています。私が node.js に出会った頃は、日本語で最初の書籍が出版された頃で、まだ大規模案件に使うような段階ではありませんでした。(書籍で紹介されていた node のバージョンも出版時には古くなっているぐらい) ですから、ハンズオンでも、もっとコンパクトでアドホックなお題を想定していました。この点私も勉強不足でした。
また、Windows 環境においては、ターミナルやファイルコピー、エディタなどの基本機能が整っていないため、そういったツールを予め用意して、日頃不慣れな方にむけて、1時間早めに「準備会」を開いておくべきだったと思います。これも次回に活かしたいと思います。
JavaScript ができる人なら、手持ちの技術をネットに繋げてみんなでお互いに操作してみるような事がしたかったのです。WebSocket などでサーバと多数のクライアント(スマートフォンも含む)を結び、片方から emit したメッセージを、他方が on で受け取ったり、それをまた全員にブロードキャストしたりという事が簡単にできるのです。その部分で遊んでもらえるところまでは行きませんでしたが、それ以上に、最新の node.js の事情や、大規模な案件に耐えられる基本設計の指針など、私自身、大変勉強になりました。
私はしばしば上京してこういう勉強会に参加しているのですが、その旅費を使って逆に講師を呼んで、広島で皆に参加して貰ったら面白いのではないか、という発想が元で、このような会を共催させて頂きました。今後も、いろんな企業が、自社の都合で開く勉強会を、少しだけオープンにして、(社外の参加者にはハードルは高くても)最新知識の共有ができたら面白いかな、と思っています。
今回は、参加頂いた方のレベルの高さと、100回を優に超える勉強会を主催されている藤本さんの助けにより、なんとかぎりぎり勉強会としての体はなり立ったのではないかと思います(という事にさせて下さい)。なにより、私にとってこうした機会を与えて下さった皆様に感謝します。
正直に言うと、広島では、node.js を用いた仕事の案件というのはなかなかないと思います。仕事とは別に、こうした面白そうな技術を使って色々遊んでいきたいと思っていますので、一緒に遊んで下さるという方は、ご連絡下さい。また、次回このような機会がありましたら、またよろしくお願いいたします。
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