青春時代を西暦世界で生きてきましたが、せっかくなので元号を使います。
シーズンも始まって2ヶ月が経とうとしていますし、ご支援頂いている皆さんに近況を報告したいと思います。
この春は会社の方に大きな動きがありまして、そちらの方でバタバタしております。地方ですと、Webサイトのアクセス解析をしても、それをどう解釈するか、また、他社のサービスのAIが勧めてきた対策案の、どれを重要視すれば良いのか、それをコンサルできる人材がほとんどいないんですね。それで、最近は、取引銀行の方にそういったことで困っておられる企業さんを紹介して頂いて一緒に問題解決に取り組むといった仕事が増えてきました。
また、そこそこ大規模なネットワークインフラ整備でも、大手の広島支店には普通の営業部隊しか居ない事が多く、単に本社が用意したパンフレットを持ってきてはとんでもない金額のプランを平気で提案して行ったりするんですね。それで年度末は呉市の海上保安大学校のネットワーク再設計の検討チームに誘って頂いて、大手某社が出してきた設計をおしのけて、私の設計が採用となり、呉市の別会社と共同での入札にも成功しました。
こうした BtoB の仕事は、金額も大きい反面、責任も重いし仕事量も多くなります。そうなると相談する相手も欲しいし、単純に人足も欲しい。仕事が大きくなってきたのに合わせて、会社の規模も少し大きくしないと、安定した循環ができなくなってきたんです。
ところが、人生の「風」というのは、吹くときには吹くものなんですね。特に採用広告を出しているわけではないのですが、一緒に仕事をしたいという方が数名弊社を訪ねてこられまして。お話しさせて頂くと、また私とは違う能力をお持ちの方のようなので、これはまたとないチャンスでは、という事になりまして。
もちろん人を増やすという事は固定費が増えるので、また会社を回すために安定した仕事を取らないといけませんし、社屋も大きくしないといけません。また借金が増えるなあ、と心配も増える一方ですが、また会社組織として良い循環ができれば良いなと思っています。
そんな中、野球の統計もサボっていたわけではありません。広島大の代数学の先生に相談したりして進めて入るのですが、やはり前例がなく難しい計算になりそうです。
参考にしたのが、word2vec という、AI での文章処理で非常によく使われている手法のソースコードでした。簡単に言うと、文章のままでは機械は処理できないので、文章を単語に分けて、それに番号を振って数(行列)の形に整えて、AI が処理できるようにする役割を担います。中身は単純な1レイヤーのニューラルネットワークなのですが、ちょっとした工夫があって、言語を、加算群を形成するように符号化できるんです。例えば「王様 」の符号(行列)から「男」を引いて「女」を足すと、「女王様」(に対応する符号)が出てくるんですね。
ここまで言えば、野球好きの方ならピンとくると思います。原監督がストーブリーグの最中に言っていた「戦力の足し算引き算」を数学的にできるという事です。選手をうまく符号化できれば「丸」と「長野」の差は、誰に相当するのか計算できるわけですね!
これをオフのうちにパパッとできればかっこよかったのですが、ちょっとこの冬は、というか昨夏から目眩が酷くて、食べる為の仕事で精一杯でした。YouTube でやっていたメガフォン放送(あ、今年もそろそろ始めないと)を聞き直すと、秋になるにつれ、声がしんどそうになっていくのが自分でもわかりますね。秋は一番しんどかったです。
この体調も春先ぐらいから徐々に良くなってきたし、会社も前に進もうとしてますし、また今シーズンもカープのように浮き沈みしながら上を目指していきたいです。
このサイトにご支援頂いている金額は、総額としては電気通信費がやっと賄えるぐらいなのですが、しかし、個人で5千円とか1万円とか支援に回して頂くという重さは重々感じております。私自身も苦学生で、色々な方から支援を頂いて勉強させて貰ったので、時々、学生支援ファンドに支援をしているのですが、1万円を出すのは結構重いです。
このサイトも少しずつ改良しているのですが、このサイトを長期的に安定させるためにも会社の安定が必要ですので、長い目で応援して下さると助かります。