コロナ禍で短縮シーズンとなった2020年の日本シリーズが始まりました。

短期決戦の勝敗確率は、ポストシーズン計算ページで計算しています。

シーズンを独走した巨人と、終盤一気に優勝を決めCSも連勝突破したソフトバンクとの対決となりました。

短期決戦は最近の勢いをより重要視しているため、今の時点ではソフトバンクをやや有利と計算されていますが、さて、どうなるでしょう!?


「5割復帰が目標と言っていたら、いつの間にかマジック対象になっていた」という中日ファンの声が聞こえてきますが、確率論的に期待順位の推移を見てみると…

どーん!

やっぱり、3~4位あたりで燻っていたのが、10月11日~23日で一気に単独2位が手堅い位置まで急浮上した事が分かります。偶然では起こりにくい連勝が起きました。偶然でないとしたら何が変わったんでしょうか? ファンの方の見解が聞きたいです!


こんなツイートを見つけました。

ぶち嬉しいです!😉

スクショを保存して、10日前の掲載と比較して貰えるWebサイトなんて、世界に無限にあるWebサイトの中で、一体どれだけあるか考えると、こうして楽しみにして見ていただけていることが本当にありがたいと思います。

10月15日といえば、広島に連勝して、このまますんなりマジックを減らしていけるか!? って勢いの時でしたね。そして、16日から25日までは、まさかの、2勝5敗1分1雨。優勝決定日確率のピークが4日ぐらい後ろにずれてしまうのは、野球に詳しい方なら直感で分かると思います。

15日時点での「現状」と、25日時点での「現状」を、正直に数字にしているだけで、優勝決定日を「予想」しているわけではないことが分かっていただける例になったと思います。

こうした記事が書けるのも、15日の状態を保存してくれていた人が居たから。これからも試合結果に一喜一憂した後、このサイトを見てまた一喜一憂して貰えたら最高に嬉しいです。


まだシーズンが終わったわけではありませんが、今年一番驚いた苦情のDMは「勝手に確率を決めないでください」でした。気持ちは分かりますが、私は神ではないので確率を決める力はありません。そんな力を持っていたら広島を優勝させます。

確率は確率でしか無いので、優勝するともしないとも言ってません。数字を見たみなさんの心が、希望や絶望を作っているのです。降水確率を見て、傘を持っていくかどうかは皆さんの心次第なのと同じです。私はいつでも小さな折りたたみ傘を持っていきます。


とはいえ「事後確率」って、教育カリキュラムの中で目にすることがない人も多いと思うんです。サイコロとかコインとか、確率が変わらないものしか教科書に出てこなかった人の方が、もしかしたら多いかも。そういう方にとっては、毎日確率が変わるってどういうこと? みたいな混乱もあるのかもしれません。

勉強に年齢制限は無いので、これを機に「事後確率」「ベイズ統計」などにも興味を持ってもらえたら嬉しいです。


ソフトバンクとロッテが熾烈な優勝争いを繰り広げているパ・リーグ。

今日からの直接対決の初戦をロッテがとって一歩リードしました。

ここで、これまでの優勝確率の推移をふり返ってみましょう。

パ・リーグ優勝確率の推移

8月終盤から両チームが抜きつ抜かれつを繰り返しながら、他の4チームを引き離していきました。この瞬間はロッテが上に居ますが、推移を見ると、ロッテが頭を出すと、ソフトバンクが粘って抜き返して、ソフトバンクの方が上に居る時間が長くなっています。

時系列で見ると、ソフトバンクが有利に戦いを進めているように見えますが、ペナントレースは終了の瞬間に上に居た方が勝ちですから、今後の動向に目が離せませんね!